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平成21年(2009年) 第 4回 沖縄県議会(定例会)
第 4号 6月26日
照屋 大河
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こんばんは。
社民・護憲ネット、照屋大河です。
通告に従い、一般質問を行います。
まず1点目、知事の政治姿勢について。
(1)、沖縄タイムス社と朝日新聞社が5月9日、10日に実施した世論調査によると、県民の68%が辺野古新基地建設に反対し、賛成はわずか18%にとどまっております。
そこで、以下伺います。
ア、調査結果は、新基地建設を進めることではなく、世界一危険と言われる普天間飛行場の即時閉鎖・撤去を県民が強く望んでいるあらわれではないか。知事の見解を伺う。
イ、辺野古新基地建設について、地元名護市を含む北部地域で反対が76%と地域別で最も高く、その理由として自然破壊を危惧する意見が最多であります。地元からの反対が根強いことを知事はどう受けとめているのか伺います。
ウ、県民の8割が防衛省のアセス説明を不信に思っている一方で、知事が主張する滑走路の沖合移動についても「評価しない」との意見が強い。新基地建設に伴う自然環境破壊について、知事はわずか数十メートルの沖合移動だけで県民、地域住民への説明責任が果たせると考えるのか伺います。
大きい2番目、うるま市における米国籍男児死亡事件について伺います。
(1)、2007年4月、米国籍の男児がうるま市内の自宅で義父に虐待を受けて死亡したとされる事件で、那覇地検は当時、証拠不十分で不起訴処分にしております。その義父がことし2月、米本国で殺人罪と暴行罪で起訴されています。
そのことについて、以下伺います。
ア、米本国での起訴を受けて改めて当時の捜査状況を振り返った場合、県警の捜査に不備はなかったのか見解を伺います。
イ、米側から県警に捜査資料提供の依頼はあったのか。捜査資料の提供の有無とあわせて伺います。
(2)、事件発生当時、死亡した米国籍の男児がその事件発生の約5カ月前にうるま市の路上で迷子として保護されていたことが社会問題となり、ここ県議会でも取り上げられています。
そこで伺います。
ア、通常の迷子として措置をした当時のコザ児童相談所の判断、対応に関する県当局の検証結果、その後の対応について伺います。
2007年の6月29日、第2回定例会において福祉保健部長の答弁でありますが、「下着姿との情報を得ながら、なぜ要保護児童と認識しなかったのか、もっと積極的な情報収集を行うべきではなかったのか、児童相談所の職員が現場に行って確認すべきではなかったのかなど、課題や問題点の整理を行っております。今後、その内容を外部専門家に示し、意見を聴取して対応策をまとめてまいりたいと考えております。」という答弁があります。その後の検証結果、対応策について伺います。
イ、過去に児童相談所や市町村担当課など関係機関において虐待が疑われる基地外居住米兵の子弟に関する相談を受けた、あるいは実際に保護した事例はあるのか。処理件数と対応状況について伺います。
ウ、米軍基地内の児童虐待対応機関と県や市町村、県警等との連絡・連携体制の構築状況について伺います。
これも2007年6月29日の福祉保健部長の答弁でありますが、「基地内の関係機関とのネットワークがないため、今後、連絡会議を開催するなど、連携を図ってまいりたいと考えております。」との答弁があります。その連携体制構築状況について伺います。
(3)、コザ児童相談所への一時保護所設置の実現見込みについて伺います。
大きい3番、海上自衛官による強姦未遂事件について。
逮捕された容疑者は、海自佐世保基地所属の3等軍曹であり、海自の護衛艦「あさゆき」で洋上訓練を目的に10日にホワイト・ビーチに入港したようであります。10日に沖縄に来てホワイト・ビーチに入港し、沖縄に来たから飲みに行こうかということで、その晩そのまま飲みに行ったんでしょう。12時を過ぎて、シンデレラタイムを過ぎて、彼は4時ごろの逮捕になりますので、結局洋上訓練をすることはなかったということでありますが、このホワイト・ビーチについては、昨年来、米原潜寄港回数が過去最多である。あるいは米軍の原子力潜水艦に自衛艦が2人搭乗していたという、昨年そういう事実があります。そして、海上自衛隊の自衛官についても、米軍施設、米軍関係の軍港を除く民間空港への入港について、最近非常に問題になっています。この事件の後の去る6月21日にも竹富町西表島の上原港に海上自衛隊のミサイル搭載護衛艦が入港したばかりであります。
こういう状況に対して、海自の状況に対して県はしっかりと把握、監督・監視するべきだと考えますが、まず今回は、(1)番、過去3年における海上自衛隊艦船のホワイト・ビーチへの年間寄港回数と寄港目的の内訳について伺います。
大きい4番、津堅島訓練場におけるパラシュート降下訓練について。
(1)、去る6月11日、津堅島沖において無通知で実施された海兵隊のパラシュート降下訓練について、県が把握している事実関係と事後の対応について伺います。
大きい5番、中城湾港新港地区について。
(1)、西埠頭の稼働状況(取扱貨物量、種類、搬入先、搬出先)及び収支決算について伺う。
(2)、特別自由貿易地域の工業団地の分譲が一向に進まない原因は何か。また、隣接する新港地区工業団地に進出した企業には不満もあるようだが、港湾整備の完成年度はいつと説明してきたのか伺います。
(3)、新港地区に立地する企業(中城湾新港地区協議会)から港(西埠頭・東埠頭)の整備についてどのような要請があるのか。東埠頭の早期整備要求はされているのか伺います。
(4)、新港地区東埠頭整備事業は、国は多目的ターミナル整備事業と呼んでいるが、この事業の経過、目的について伺います。
(5)、6月11日、中核施設の開所式が行われたIT津梁パークについて、民間IT施設入居に関して県の負担を抑える仕組みに企業が二の足を踏む状況があり、県の誘致担当からは家賃補助など新たな優遇策が必要という声もあるようですが、企業誘致、あるいは8000人の雇用創出達成の見通しについて伺います。
以上、よろしくお願いいたします。
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20090404100020