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平成21年(2009年) 第 5回 沖縄県議会(定例会)
第 6号 10月 5日
瑞慶覧 功
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皆さん、こんにちは。
社大・結、瑞慶覧功です。
通告に従い、一般質問を行います。
初めに、知事の政治姿勢について伺います。
(1)、沖縄返還密約について。
ア、米軍用地の原状回復費をめぐる肩がわり密約のほか、有事の際の核再持ち込みに関する密約があったと言われています。知事の見解を伺います。
イ、佐藤栄作元首相のノーベル平和賞の受賞について。
6月議会で知事は、非核三原則や東アジアにおける平和の増大への貢献を理由に受賞されており、功績が評価されたと理解しているとの答弁でした。密約の存在が明らかになった場合の知事の見解を伺います。
(2)、与那国町の自衛隊誘致について。
ア、外間与那国町長が6月30日に当時の浜田防衛相に自衛隊誘致を要請しました。そのことについて事前に県との話し合いがなされたのか、知事の見解を伺う。
イ、知事は7月10日の定例会見で、与那国町が自衛隊誘致を正式に国に要請したことについて、「どこに配備されるかは、国自身が判断して決めるべきものだ」との考えを示しましたが、知事の見解を伺います。
(3)、嘉手納基地のF15削減打診について。
米政府がことし4月に嘉手納基地のF15戦闘機を削減する構想を日本側に打診していたことが9月11日明らかになりました。
ア、嘉手納基地に関する三市町連絡協議会の野国昌春北谷町長は、これまで三連協でF15の撤去を訴えてきた。過重な基地負担を押しつけていながら、米側の打診に対して日本政府が難色を示すことは理解できないと不快感を示していますが、知事の見解を伺います。
イ、その当時は問題発言の多いケビン・メア在沖米国総領事でしたが、知事にケビン・メア総領事から情報としてなかったのか伺います。
ウ、8月25日、在沖米国総領事にレイモンド・グリーン氏が新たに着任しました。在沖総領事の任務は何か伺います。
2、基地問題について。
(1)、米軍基地内の米軍住宅建てかえについて。
在沖米軍基地内で3241棟の米軍住宅が建てかえられ、過去に投じた米軍住宅建設費用への思いやり予算の倍以上の額が新たに投じられる計画に対して、負担軽減に逆行し兵力の固定化につながると批判が起きています。
ア、日米両政府が連携して16年間で2280億円かけて、改築や新築計画を実行するとのことです。知事の見解を伺います。
イ、計画内容と日米両政府の負担割合を伺います。
3、警察行政について。
平成19年9月19日施行された改正道交法関連について伺います。
ア、罰金や罰則がどう変わったのか。また、改正後の効果を伺います。
イ、罰金の過去5年の年度ごとの金額を伺います。
ウ、罰金はどう扱われるのか伺います。
4、農林水産、環境行政について。
(1)、EM(有用微生物群)の活用について。
皆さんはEMを御承知でしょうか。どなたも一度はEM農法とか聞いたことがあろうかと思います。私は余りよくわかりませんけれども、私の周りにはEMを使って野菜や花をつくっている友人や汚水の浄化をしている人がおります。EMは生物にとってよい働きをする微生物、乳酸菌、酵母、光合成細菌、放線菌、糸状菌を集合させたもので、有用微生物群と呼ばれています。琉球大学農学部の比嘉照夫教授によって開発され、効果としては農薬や化学肥料を使わなくても作物がよく育つ、抗酸化力が強いので物が腐ったり病気になるのを防ぐ、汚染物質を分解するので環境問題の解決に役立つと言われています。国内はもとより世界70カ国以上に普及し、特にタイ国では国家的プロジェクトとして普及が行われ、中国でも工業用排水の汚染除去にEMを使って浄化し成功しているとの報告もあります。県内においては北中城村やうるま市がEMを行政に取り入れており、うるま市では一般廃棄物排出量が3年連続で全国一少ないとのことです。その要因としてEMを使ったまちづくりの取り組みが挙げられております。
伺います。
ア、農林水産部、文化環境部それぞれのEMの評価について伺います。
イ、北中城村の石平家人衆(ヤーニンジュ)の会が県の二級河川・普天間川に浄化のために毎週1トンのEM液を川に注入しているとのことです。県の見解を伺います。
5、国際交流について。
去る8月14日から16日までの3日間にわたり、2009年沖縄伝統空手道世界大会が開催されました。私も14日の開会式と交流演武会を拝見し、沖縄空手の奥の深さに感銘を受けました。大会実行委員会の会長であります仲井眞知事、大変御苦労さまでした。そして関係各位の皆さんにも感謝を申し上げます。沖縄伝統空手道大会が今後も開催されることを期待申し上げます。
ただ、私が一つ残念に感じましたのは、開会式で琉球古典音楽と琉舞による幕あけがなかったことです。沖縄では床の間に刀ではなく三線を飾る。そして文武両道の守礼の邦の象徴としております。もっとそこをアピールすべきではなかったかと強く感じました。次回の大会にはぜひ御検討されてはいかがでしょうか。
(1)の質問は重複しますので、割愛します。
次に、去る3月19日から22日までの4日間、沖縄国際映画祭が北谷町の美浜で開催され、国内外から500人を超す映画関係者が訪れました。4日間の開催期間中の観客動員数は、当初の予想を大きく上回り、11万人を数え大成功をおさめました。吉本興業を主体として実行委員会が主催し、仲井眞知事を実行委員会名誉会長に、そして地元の野国町長が名誉副会長になって行われましたが、6月上旬には第2回沖縄国際映画祭も北谷町美浜で開催するという実施計画案も報告され、地元では芸人の皆さんによる出張ワークショップを――ことしは小学校1校でしたけれども――来年は町内の小・中・高全7校でやってもらえるとのことで、子供たちも大変喜んでおりました。ところが9月16日に開催地の変更を知らされ、町長初め町民は大変がっかりしています。
伺います。
2010年の開催が北谷町から宜野湾市に変更された理由を伺います。
6、地域の課題について。
(1)、白比川改修事業のおくれについて。
ア、米軍施設内の建物の移転交渉について協議が難航している原因を伺います。
イ、町も交え地域住民への説明会を開催する必要があると思うが、見解を伺います。
7、社会問題について。
皆さんは、ことしの夏、海へ行きましたでしょうか。私は同級生の模合とか、そして隣組みなどのビーチパーティーで4回ほど北谷の海に行きました。場所柄、アメリカ兵やその家族が多くおります。目についたのがタトゥーでした。
昔は、米兵でもホウレンソウのポパイが腕にするそういういかり印ぐらいでしたけれども、最近は大きく、中には漢字や日本の入れ墨を彫っている米兵もおります。外人だけではなく、ウチナーンチュも多くなっているような気がします。それも男女ともにです。一昔前までは、親にもらった大事な体に入れ墨をするというのは、その筋の人というふうに決まっておりました。鶴田浩二さんも草葉の陰で嘆いているんではないかと思います。
何でこうなってしまったんでしょうかね。プロバスケットや格闘技、あるいは安室奈美恵とかテレビからどんどん流されるわけですね。ファッションだから仕方ないでしょうか。知らないうちに子供や孫たちもやっていたらどう思いますか。みんなで考えるべきではないでしょうか。
伺います。
(1)、公衆の場での入れ墨・タトゥーの規制について。
10月2日の朝日新聞に、入れ墨お断りの看板を無視して入浴したとして、その暴力団組長が建造物侵入罪で起訴をされたというニュースもありましたが、伺います。
ア、温泉やサウナ等で、「入れ墨の方は御遠盧ください」との看板を目にするが、拘束力はあるのか伺う。
イ、県や市町村営のプールやビーチ、温泉等の施設での対応はどうなっているか伺う。
ウ、タトゥーや入れ墨がファッションとして流行している。社会に認知されているのか、認知すべきなのか、規制はできないのか見解を伺います。
よろしくお願いします。
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20090506020020