平成23年(2011年) 第 5回 沖縄県議会(定例会)
第 2号 6月29日
照屋 大河
 

 最初に、集団暴行事件についてでありますが、教育長、きょうの午前中ですか、子供たちの夢を実現する手助けを、夢の実現に向けて約束をしていきたいというようなことがありましたが、いまだ被害少年は意識不明の状態のようでありますので回復を祈りますが、その被害に遭われた家族についても含めてケアをしていただきたいというふうに要望を申し上げます。そして、加害者となる少年においても、加害者であっても少年ではあるんです。彼らにもやっぱりその夢があって、それに向かう時期もあったと思うんですね。そういうことも含めて命を大切にする教育というんですか、改めてやっていただきたい。つい先日もうるま市で同じような事件が起きて、まだわずかな時期だというふうな僕は認識があるんですね。そういう意味では、いま一度決意を新たに取り組んでいただきたい。これは要望を申し上げます。
 それから今回の事件に対する県警のほうの対応ですが、早期な事件解決に努力をしていただきたい。
 それから再発防止に向けて、さまざまなお話がありましたが、ことしの地元うるま市平安座のハーリー大会なんですが、深夜徘回や喫煙などを繰り返す沖縄市やうるま市の少年たちとうるま署の生活安全課、そういう人たちが中心になってハーリー大会に出場したんですね。平安座の大会とそれから屋慶名のハーリー大会に出場して、周りの地域の皆さんと練習をしながら、そういう取り組みに参加していった。地域の皆さんの評価も非常に高かったんですね。これを個別・具体的に全県的にあるのか、それをぜひやってほしい。子供たちももう悪いことはできないとか、地域に支えられているということを実感したというふうな子供たちの感想もありますので、こういうことがきっと再発防止につながると思います。ぜひそういうことにも全県的に力を尽くしていただきたいなというふうに思います。
 それから、障害者の権利条例について、障害者当事者団体と意見調整をしながら県民会議にその団体の皆さんが要請をする、入れていくかどうかを検討するということでありますが、実際、団体の皆さんは県が後ろ向きではないかというような感想もお持ちです。先日、条例案制定のときにも県福祉保健部は大変な評価をしておりました。フォーラムを繰り返し、意見交換を繰り返し、署名活動などを展開されてきた当事者団体ですので、ぜひしっかりとその意見を聞いた上で、県民会議への参加人数を確保する。実際、中身を聞いたら、枠があってもうできないんだと、皆さんの意見は反映できないんだというようなことを言われたということで、苦しい胸のうちの告白もありました。そういう報告もありましたので、そういうことがないようにお願いを申し上げます。
 これは答弁をお願いしたいと思います。

 
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