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平成12年(2000年) 第 3回 沖縄県議会(定例会)
第 5号 9月29日
観光リゾート局長(糸数昌宏)
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まず、那覇港内におけるコンテナ船の座礁事故に関する観光客への対応についてお答えします。
昨日、台湾船籍のコンテナ船が那覇港内において座礁事故を起こしたことから、本県への旅客機が那覇空港に離着陸できず、緊急対策として嘉手納空軍基地等に着陸するなど64便8554人の乗客に影響を及ぼしております。
県におきましては、沖縄観光コンベンションビューローを通しまして観光客の情報収集に当たるとともに、那覇空港観光案内所において観光客へ宿泊施設のあっせん――具体的には134件419名でございます――を行ったところでございます。県としましては、今後このような事故が発生し多くの観光客に御迷惑をかけることがないよう願っております。
続きまして観光・リゾート振興について、今後毎年サミット記念日を設定し将来に残し、記念イベントを開催する考えはないかとの御質問にお答えします。
我が国で初めての地方開催となった九州・沖縄サミット首脳会合の本県開催は、本県の歴史上特筆すべき出来事であり、サミットが開催された7月21日から23日をサミット記念日として設定し、これを後世に伝えることは意義のあることと考えております。
また、サミット記念日にサミット参加国のフェアやサミットで世界に紹介された本県の伝統芸能や工芸物産等を中心としたイベントを創出し、今後の本県観光の振興に生かしていくことは重要なことであり、貴重な御提案として今後検討してまいりたいと考えております。
同じく観光・リゾート振興についての中の、財団法人日本ウェルネス協会が実施した沖縄ウェルネス計画は、今後沖縄県としてどう取り組んでいくのかとの御質問にお答えします。
沖縄ウェルネス計画は昨年、財団法人日本ウェルネス協会によって本島北部、中南部、宮古の3ブロックを中心におのおのの地域の健康特性を生かしたテーマ性の高い滞在体験型のツアーを東北・北海道の高齢者を対象に実施し、参加者の評価や医療的データの向上を含めて大変有意義な成果を得ることができました。
県としましては、今後波及効果の高い長期滞在型観光を展開していくためには健康をテーマとした新しい観光モデルの開発に取り組んでいくことが必要であると考えており、そのためにも地域の体制づくり、プログラム開発、人材育成などの環境整備を計画的かつ実践的に行っていきたいと考えております。
そのようなことから、昨年実施いたしましたモデル事業の実施データを検証し、事業ベースに拡大させていくための課題の抽出とその対応方策について専門家を含めた調査委員会を設置し、その検討結果を踏まえながら沖縄健康保養型観光推進3ケ年行動計画を取りまとめることとしております。
続きまして、同じく観光・リゾート振興についての中の、テーマパーク(ディズニーランド)の誘致検討についてお答えします。
テ-マパ-クは、魅力的な観光資源の一つであり、県内においても琉球王国村を初め本県の特性を生かした幾つかのテ-マパ-クが人気を集めております。
御質問のディズニ-ランド等の新たなテ-マパ-クの誘致につきましては、本県観光の今後の振興方向や時代のニ-ズ等を勘案しつつ、沖縄観光の新たな魅力づくりの観点から総合的に検討すべき課題と考えております。
以上でございます。
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