平成11年(1999年) 第 7回 沖縄県議会(定例会)
第 5号 12月10日
知事(稲嶺惠一)
 

 嘉数昇明議員の御質問にお答えをいたします。
 最初は、大那覇国際空港構想、那覇空港の沖合展開で、平行滑走路の建設に対する野中前長官の発言をどう評価して、どのように今後行動するかという御質問のお答えでございます。
 野中前沖縄開発庁長官より、沖縄の発展のためには那覇空港に平行滑走路が必要との御発言を幾度となくいただいたことは、21世紀に向けた自立経済社会の実現に取り組んでいる本県にとってまさに時宜を得たものであり、感謝しております。
 野中前長官の御発言を受け、平成11年度の沖縄振興特別調整費に那覇空港長期展望調査費が計上され、沖縄総合事務局において調査が実施されているところであり、平行滑走路の増設に向け大きく前進するものと期待しております。
 また、仲村正治先生が衆議院運輸委員長に就任されましたことも非常に心強く感じております。
 今後、県といたしましては、先生方の御尽力を励みとし、広く県民の平行滑走路の増設実現に向けた機運の醸成を図りつつ、国に対しまして早期の事業着手を働きかけていきたいと考えております。
 次に、西暦2000年の沖縄サミットの中国オブザーバー参加についての御意見でございます。
 お答えいたします。
 サミットは、国際政治や経済の運営に責任を有する8カ国の首脳レベルの外交であり、参加国の構成についてもこれらの国々の合意によって決まるものと承知しておりますが、中国が何らかの形でサミットにかかわりを持つことはアジア・太平洋地域の安定発展に寄与するものであり、有意義なことであると考えております。
 その他の御質問につきましては、関係部局長等から答弁させます。

 
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