前発言
平成15年(2003年) 第 4回 沖縄県議会(定例会)
第 4号 10月 2日
警察本部長(髙橋清孝)
次発言
★ここをクリックすると、この日の発言が全て表示されます。★
自衛隊員による爆発死亡事件の捜査状況等についてお答えいたします。
県警では事件発生後、所要の捜査体制を確立し、事件現場の検証、関係箇所の捜索等の捜査を鋭意推進中でありますが、爆発したロケット弾につきましては、県警の科学捜査研究所の鑑定の結果、米軍用66ミリ対戦車砲ロケット弾と判明しております。
また、押収したM16自動小銃につきましても、照会の結果、米軍の制式銃と判明しておりますが、本件で押収した武器・弾薬類の入手先、入手経路については現在捜査中であります。
米軍の武器・弾薬類の管理体制につきましてはお答えする立場にはございませんが、米軍の武器・弾薬が民間に流出した事案が過去2件ありました。1件は、昭和49年、米軍基地から盗まれたけん銃7丁を昭和52年に暴力団員から押収した事案、もう1件は──入手ルートは不明ですが──同じく昭和52年に警戒中の警察官に対して暴力団員が米軍用コルトAR15のカービン銃を発砲し、さらに米軍用手りゅう弾1個を暴力団組事務所に投げ込み爆破させた事件であります。
県警としましては、今回の事件が現職の自衛官が自宅等において危険な不発弾等を多数収集していたこと、その不発弾を処理するために付近住民が避難を余儀なくされるなど、県民に大きな不安と動揺を与えた極めて重大な事件と認識しております。現在、爆発物等危険物の入手先及び入手経路の早急な真相解明と、この種事案の未然防止を図るため所要の捜査を鋭意推進中であります。
以上でございます。
前発言
次発言
20030404100130