平成16年(2004年) 第 6回 沖縄県議会(定例会)
第 5号 12月 9日
土木建築部長(末吉 哲)
 

 県道24号線の謝苅入り口交差点についてお答えいたします。
 県道24号線は、起点を北谷町吉原の国道58号とし、終点を沖縄市島袋の国道330号とする延長4.3キロメートルの道路であります。当該道路は交通量が多く、一部において線形が悪いことから、平成14年度より現道の整備を実施しているところであります。
 国道58号と接続する謝苅交差点の改良につきましては、国道管理者である国と歩道橋の取り扱いも含めて協議し検討していきたいと考えております。
 次に、謝苅入り口のバス停上屋設置許可の可能性についてお答えいたします。
 バス停上屋の設置の申請に対しては、道路法第32条による占用許可で対応しており、歩道幅員が原則として3メートル以上の箇所においては設置可能であります。
 次に、県道24号線バイパスの進捗状況についてお答えいたします。
 県道24号線バイパスは、平成15年度から整備に着手しており、平成16年度は実施設計、用地測量等を進め、平成17年度は用地買収、物件補償等を行っていく予定であります。事業の推進に当たっては、地元地権者の御理解と御協力が必要であります。
 同バイパスと町道との接続についてお答えいたします。
 県道24号線バイパスと町道が平面的に交差する箇所は4カ所あります。そのうち、町道の謝苅桑江線と謝苅バイパス線の2カ所については、県道バイパスが地形等の関係で高架橋区間となることから接続は困難であります。また、町道の謝苅1号線と謝苅中央線の2カ所については、交差点等による接続が可能であります。
 次に、中城公園内南側にあるコンクリート建造物の建築目的及び撤去について一括してお答えいたします。
 中城公園内にある当該物件は、昭和46年から48年ごろにかけ株式会社国際産業、沖縄国際観光都株式会社ほか個人1名の三者により、ホテルやレストラン等の用途を目的として建築され、昭和49年の営業中断以降、放置されている状況であります。当該箇所は、公園整備事業計画において「歴史学習エリア」として位置づけ、案内施設等を整備する計画であります。現在、権利者と交渉中であり、県としても早期に撤去し工事の早期着工を図りたいと考えております。
 次に、宜野湾浄化センターの処理水の水質の状況についてお答えいたします。
 宜野湾浄化センターの処理水は、下水道法で規定されている生物化学的酸素要求量20ミリグラムパーリットル、浮遊物質量70ミリグラムパーリットル等の水質基準値を満足しております。
 次に、宜野湾浄化センターにおける1日当たりの処理水量と放流先についてお答えいたします。
 平成15年度の処理水量は、1日平均で8万4700立方メートルであり、宜野湾浄化センター地先の海域へ放流しております。
 次に、比謝川と宜野湾浄化センターの処理水との水質の比較についてお答えいたします。
 比謝川における測定位置や検査項目等の違いにより一概に比較はできませんが、処理水は一般的な水質の指標である浮遊物質量は良好なものの、生物化学的酸素要求量は同程度か、比謝川の水質の良好な場所と比較してやや数値が高い状況にあります。
 次に、越来ダムに処理水をまぜることによる比謝川の水質の変化について、また処理水を河川に放流することによる河川の水質の浄化について一括してお答えいたします。
 現在、宜野湾浄化センターでは下水の二次処理を行っております。越来ダムに同センターの処理水を放流することについては、ダム水に富栄養化現象を起こす等の課題が考えられます。また、河川に放流することについては、河川の状況を総合的に調査検討を行う必要があり、現時点では河川の浄化について予測することは困難であると考えております。
 以上であります。

 
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