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平成19年(2007年) 第 1回 沖縄県議会(定例会)
第 8号 2月28日
土木建築部長(首里勇治)
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それでは中心市街地土地区画整理事業の中止の原因についてお答えいたします。
豊見城市施行の同事業は、平成5年度に都市計画を決定し、平成6年度から事業に着手しておりますが、詳細調査の結果から事業費の増大が判明したこと及び市の財政状況が厳しい状況にあること等により、当該事業の財源確保が困難な状況にあります。
このような状況を踏まえ、市は事業計画を見直し、事業推進に向けて地権者説明を行っておりますが、減歩増及び事業長期化に対し反対者が多数を占めるという状況から、合意を得るまでには至らず、事業の推進は非常に厳しい状況にあると聞いております。
このため、事業主体の市においては、昨年11月にやむなく当該事業の中止の意向を国、県は報告を受けたところであります。
次に、字高安前原都市計画道路整備促進協議会からの陳情処理についてお答えいたします。
当協議会から中心市街地土地区画整理事業を断念し、都市計画道路の早期整備を促進するよう陳情が提出されております。このことについて現在施行者である豊見城市は、当該事業の中止に向けて地権者の意見調整を行いながら、土地区画整理事業にかわる街路整備事業及び地区計画等の作成作業を進めております。
県としましては、豊見城市策定の代替整備計画に対し、適切に助言をしていきたいと考えております。
次に、土地区画整理事業の中止に伴う都市計画の変更についてお答えいたします。
中心市街地地区は、都市施設が未整備であるため、土地区画整理事業にかわる整備手法について現在豊見城市において検討されているところであります。
今後は、市において土地利用計画及び代替事業計画が作成され、市の公共事業再評価委員会に当該事業の中止について諮問される予定と聞いております。その結果を踏まえ、市において土地利用の方針が整理され、都市計画の変更が行われることになります。
続いて、中心市街地土地区画整理事業の中止に伴う11号線の早期整備について一括してお答えいたします。
高安入り口から上田交差点までの県道11号線の整備については、豊見城市施行の中心市街地土地区画整理事業が中止することに伴い、市が策定する代替事業の整備計画を踏まえ、検討をしていく考えであります。
次に、県道11号線バイパスの法線見直しについてお答えいたします。
豊見城市は、県道11号線のうちNHK入り口から高安入り口までの区間について、高安土地区画整理事業と一体的に整備を進める計画でありましたが、平成15年度に財政状況が厳しいことなどから、土地区画整理事業による整備を断念するに至りました。
当該区間の法線の見直しにつきましては、沿線の土地利用のあり方、沿線地権者への影響なども踏まえ、まちづくりの主体である豊見城市とも調整を図りながら、見直しの必要性も含めて総合的に検討していく考えであります。
以上でございます。
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20070108200120