平成15年(2003年) 第 4回 沖縄県議会(定例会)
第 3号 10月 1日
知事(稲嶺惠一)
 

 吉田議員の再質問にお答えいたします。
 大統領に対して直訴のお話がございましたけれども、私は、外交・防衛問題というのは、これは国と国との問題で、国レベルの問題で、まずは日本政府を動かすことに全力を注ぎたいと思っております。
 しかし、従来、私は常にその立場に立ちながらも、アメリカ側に対してはあらゆる機会をとらえてこの基地問題、特に最近では地位協定の問題について述べておりまして、先般、例えばクリントンが沖縄に来られたときも基地問題全般について強く状況を訴えましたし、訪米の際もパウエル国務長官、アーミテージ副長官、あるいはウルフォウィッツ国防副長官を初めとする多くの方にそれを訴えてまいりました。
 先般、ブッシュが東京に来られたときも、私も本当に時間が少なかったので1分程度しかお話できなかったので、次に訪日の際はぜひ沖縄に来て、沖縄の基地を見てほしいということを強く要望いたしましたし、ブッシュに対してこのように話をしましたということを同行しておりましたパウエル長官、あるいはライス補佐官にもお話をしております。そういう意味では、今後ともありとあらゆる機会をとらえて沖縄の基地問題を訴えていきたいと考えております。

 
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