平成17年(2005年) 第 1回 沖縄県議会(定例会)
第 8号 3月 2日
土木建築部長(末吉 哲)
 

 浦添北道路等の取り組みについてにお答えいたします。
西海岸道路の一部を構成する国直轄事業の浦添北道路は、延長約2キロメートルの地域高規格道路として平成10年に調査区間指定を受けております。現在、県が実施予定の港川道路と一体的に都市計画決定を行うため関係機関との協議を進めており、都市計画決定後整備を進めていく予定であると聞いております。
 なお、浦添南道路及び那覇北道路については、浦添北道路の進捗状況を踏まえ検討していくとのことであります。
 次に、伊良部架橋の幅員・歩道等の形状についてにお答えいたします。
 伊良部架橋につきましては、現在、速やかに着工準備調査から本格着工に移行する作業を進めております。
 工事着手に当たっては、国のコスト構造改革に基づいた事業費縮減の取り組みが必要であることから、国と調整を図りながら道路構造令の範囲内で車線幅員、歩道形状、縦断勾配などの道路計画の修正を初め設計や施工方法に至るまで多角的にコスト縮減策を検討しているところであります。県としましては、安全で円滑な道路交通の確保を前提にコスト縮減を行い、地元の協力を得て早期整備を図っていく考えであります。
 次に、屋富祖大通りの整備計画についてにお答えいたします。
 県道38号線の屋冨祖大通りは、昭和43年2月に国道58号交差点からサンパーク通り交差点間を延長880メートル、幅員12メートルで都市計画決定しております。
 同通りは、昭和62年に商店街の活性化に資するコミュニティー道路として整備することで県、浦添市、地元関係者の三者間で協議をしておりましたが、付近の一部住民より周辺道路環境に影響があり反対であるとの意見があったことから現在に至っております。
 県としては、地域高規格道路である沖縄西海岸道路を含めた浦添市内の道路網全体の見直しの中で、浦添市や地元住民の意見及び関係機関等との協議を踏まえ、屋冨祖大通りの整備についても検討していきたいと考えております。
 次に、国道330号と神森線との平面交差についてにお答えいたします。
 浦添市道神森線は、国道58号を起点とし国道330号を終点とする延長約1470メートル、幅員16メートルの都市計画道路で、このうち国道58号側の約1170メートルは整備済みであります。
 市では、神森線と国道330号との交差構造については、当初、大平交差点に類似する立体構造を計画しておりましたが、住民の要望と効率的な土地利用の観点から高架と連結側道を組み合わせた構造への変更を検討しているところであると聞いております。市と国との協議によると、変更後の構造では国道330号が広域道路であることから中央分離帯は現状のまま設置することになりますが、左折については側道を利用して国道に直接出入りすることが可能となるため、沿道の効率的な土地利用が期待されます。
 以上であります。

 
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