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平成15年(2003年) 第 4回 沖縄県議会(定例会)
第 9号 10月16日
経済労働委員長(浦崎唯昭)
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ただいま議題となりました乙第9号議案について、委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
委員会におきましては、農林水産部長の出席を求め慎重に審査を行ってまいりました。
以下、審査の過程における執行部の説明及び質疑の概要等について申し上げます。
乙第9号議案「工事請負契約について」は、与勝地区地下ダム建設工事の2期工事に係る請負契約の締結に際し、「議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例」第1条の規定により議会の議決を必要とすることから、議会の議決を求めるものである。
本工事は、与勝半島の琉球石灰岩地帯の地下水の流れを地下連続壁で締め切り、有効貯水量138万2000立方メートルの地下ダムを建設し、225ヘクタールの農地を受益面積とするかんがい用水源を整備するものである。今回の契約は、地下ダムの総延長717メートルのうち2期工事分として143.1メートルの工事を実施するもので、平成17年度に完了する予定である。契約金額は12億1800万円で、契約の相手方は株式会社大林組、株式会社大米建設及び株式会社仲鶴土建の3社で構成する特定建設工事共同企業体であるとの説明がありました。
本案に関し、現段階の進捗状況は何%で、完成予定は何年かとの質疑がありました。
これに対し、全体としては工事費ベースで30%程度の進捗状況で、平成20年の完成を予定しているとの答弁がありました。
次に、契約の相手方である共同企業体の出資比率はどうなっているかとの質疑がありました。
これに対し、代表である大林組が45%、2番目の大米建設が35%、次の仲鶴土建が20%の比率であるとの答弁がありました。
次に、県内業者を共同企業体の代表にできないかとの質疑がありました。
これに対し、技術移転をしていく中で県内業者の力がついていくと思うので、将来的には本土業者の出資比率をだんだん下げていく方向で考えているとの答弁がありました。
次に、県内業者だけで共同企業体を組んで、特許を借りてきて工事することは法的に可能かとの質疑がありました。
これに対し、特に問題はないとの答弁がありました。
以上が委員会における質疑の概要でありますが、採決の結果、乙第9号議案については、全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
以上、審査の経過及び結果を御報告申し上げましたが、よろしく御審議のほどをお願い申し上げまして報告を終わります。
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20030409050130