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平成15年(2003年) 第 5回 沖縄県議会(定例会)
第 6号 12月 4日
外間 久子
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1つは、今答弁の中で土木建築部長は、この30日ということで同意するか同意しないかの回答をやりたいということです。そして文化環境部長の今の答弁の中では、やはりそれぞれの環境分野については専門家の意見を聞く、事業者の意見を聞くということですけれども、これを聞いて判断するための資料を取り寄せてやるからにはこの1カ月で回答できるというふうな判断ですか。それをやらなければならないですけれども、その手順はちゃんと踏まれるんでしょうねということでできますかということが1つです。
次の再質問をしたいと思いますが、11月12日に行われました泡瀬の問題で環境監視委員会で保全策について議論をされています。そのときの委員のメンバーでオブザーバーとして参加いたしました「日本貝類学会」の会長の奥谷さん、水産大学の名誉教授が新種の貝であるというニライカナイゴウナについての保全策について御発言をしています。それから、琉大の名誉教授の香村眞徳教授も、そこでまた新種の可能性のあるホソウミヒルモというものについての貝類の新種があるということで御発言をなさっています。
この保全策についての両教授の御発言とあわせて環境監視委員会の審議の経過を御報告願いたいと思います。
2つ目の問題ですが、同じく泡瀬の問題です。
やはり9月議会も同じ答弁で今も同じ答弁なんですが、1つには海草の移植の実験の成功、失敗の判断の基準ということですが、やはりすべて丸投げして、事業者は県であるけれども、国にすべて丸投げをしてこの「環境保全・創造検討委員会」にみんなお任せという形で判断をされるということはやはりいかがなものかと思いますが、私はきちっとその判断は土木建築部もやるべきだと思いますし、とりわけ文化環境部のその分野の専門集団であります皆さんがどのような判断をしていらっしゃるのか、改めてこの問題についてお伺いしたいと思います。
3つ目の問題でヤンバルの問題ですが、専門家の公表ができないということであれば、名前の公表ができなかったら、皆さん方、これから専門家の意見を聞くということだから、文章とそれなりの報告書があると思いますから、この報告書、名前を伏せて報告書を提出していただきたいということ。
4つ目ですけれども、やはり1つには護岸の問題については、1つには護岸だからできないということを言っているんですが、皆さん方、それぞれ県にこういうものがいっぱい来ていると思うんですよね。(資料を掲示) この資料から見ても護岸と埋め立てが一体になっていると。こういう資料が全部インターネットからも出されているし、こういうふうな、(資料を掲示) 埋め立てがここで、ここが護岸でしょう。不離一体になっていることがはっきりしていますね。こういう図面というものをすべてインターネットでも出されている。そして県にも出されている。
そういうことだのに、その護岸が埋め立てやることだから護岸はアセスの対象じゃないということにはならないと思いますので、改めてその護岸の規模がどれぐらいなのか、防衛施設庁から出されているものでどれぐらいになっているか計算してください。埋め立ての分野がどれぐらいになるのか、護岸がどれぐらいになるか、数字をきちっと出していただきたいということをお願いしたいと思います。
2つ目の問題ですが、サンゴの生育する範囲についても専門家の助言でシミュレーションをやっているんですが、そこではやはりサンゴは波当たりは全然変わらないと、だから大丈夫だということを言っているんですね。この波当たりがないから大丈夫という根拠は何ですかと。そこにやはり構造物ができるんだから、当然この構造物に波当たりが激しくなってくると。そこにいる生き物は全部死滅してくると思う。そういうことで潮流も大きくなることだし変化することだと思うんですが、そういうことについての判断をひとつ求めたいと思います。
2つ目は、やはり藻場についても同じように影響が小さいということを言っているんですね。小さいということであれば、なぜ小さいのか。水質の変化が変わらないという。なぜ水質の変化が変わらないのか、その辺をきちっと明らかにしていただきたいと思います。
次に、代替施設の周辺での海草の生育地は砂が安定するから大丈夫だと。なぜ藻場ができて流れが物ができて一方の流れにしか行かないのに、潮流も変わってくるはずなので砂は安定しません。泡瀬においても同じでした。なぜそれが安定するというのか、その根拠を示していただきたいと思います。
それから、護岸ということなんですが、私みたいに素人の者にはよくわからぬけれども、その護岸そのものがやはり埋め立て──地図でこれを見せたように(資料を掲示)──ここにつくる埋立地を守るのが今度の護岸であって、そのための調査をやれということが言われているわけですよね。
1つには、皆さん方が出されている護岸の構造や埋立地盤の安定性の検討に必要な地盤の強度のデータ収集ということできちっと出されている。だからごまかさないで、きちっと護岸をつくるという前提での調査なんですから、それについての答弁をお願いしたいと思います。
それからアセスの問題で、ここでやはり皆さん方から出されている問題で15ヘクタール以上がアセスの対象だということですが、ここは私は15ヘクタール以上の規模だと思いますね。計算して答弁していただきたい。
以上です。
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20030506080090