平成17年(2005年) 第 3回 沖縄県議会(定例会)
第 7号 7月 6日
警察本部長(三浦正充)
 

 離島の交番や駐在所で対応できない事件・事故に対する応援体制についてお答えをします。
 県内の離島には2つの交番と24の駐在所がありますが、勤務員は警部補以下の警察官がそれぞれ1名ないし2名で勤務しております。
 交番や駐在所の警察官のみで対応できない殺人、強盗、放火等の凶悪犯罪や、交通死亡事故などの重要・特異な事案が発生した場合には、直ちに警察本部や所轄警察署から所要の捜査員、警察官を県警のヘリコプターや警備艇等により応援派遣し、的確な対処に努めているところであります。
 ちなみに、去る4月、粟国島で発生した殺人事件の際には、直ちに警察本部や所轄警察署の捜査員11名を派遣して対処しております。
 また、5月に発生した久米島での米軍ヘリコプターの緊急着陸事案においても、同様に警察官7名を応援派遣して対処したところであります。
 次に、観光シーズン等における離島への支援体制についてお答えします。
 夏休み等で離島の観光客が増加する期間や、スポーツイベントなどにより入域者が増加する場合には警察事象の多発が懸念されることから、所轄警察署から必要な警察官を応援派遣して離島に滞在させ対応しているところであります。平成16年中、このような理由で離島へ延べ79名の警察官を応援派遣したところであります。
 ことしに入りましても、久米島での楽天のキャンプに合わせ延べ32名を送り込んだのを初め、4月末現在で延べ61名を各離島に応援派遣しております。
 今後とも、離島における観光客の入域状況や各種イベントの開催状況等を的確に把握し、適宜、交番、駐在所への支援を行い、事件・事故の未然防止に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。

 
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