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平成20年(2008年) 第 2回 沖縄県議会(定例会)
第 5号 7月 8日
渡久地 修
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おはようございます。
日本共産党の渡久地修でございます。
通告に従って質問を行います。
最初に、知事の政治姿勢について質問します。
(1)点目、米軍基地についての基本的な考え方についてお尋ねします。
戦後、米軍は県民を収容所に囲っているときに土地を勝手に奪い、また、銃剣とブルドーザーで強制接収したものであるといいますが、沖縄の米軍基地の形成過程について質問します。
日米安保条約の目的は何か。現在、米軍はいかなる目的で沖縄に基地を置いているのか。
復帰後、今日までの米軍による事件・事故、犯罪の実態と認識について答弁してください。
北部訓練場での米国以外の軍隊もジャングル戦闘訓練を計画しているといいますが、新たな基地の強化、負担の強化ではないか。知事はきっぱりと反対すべきではないか。
このように戦後63年も基地が押しつけられ、負担を強いられているのは異常だと思うが、知事の認識を伺います。
また、知事はあと50年も100年も基地を置いてもいいという立場なのか、明確にお答えください。
(2)点目、米軍基地を撤去させてこそ経済は発展するのではないか。
基地が返還された那覇市の新都心地区の経済的発展状況を、人ロ、事業所数、雇用数、税収など、返還前と現在の比較についてと、那覇軍港及び普天間基地が返還され、那覇市の新都心のように発展した場合の経済、雇用効果はどうなるかお伺いします。
(3)点目、今こそ県知事が沖縄県民の立場に立って基地はもう要らないと政府に物を言い、そのために県民に大同団結を呼びかけるべきだと思います。見解を伺います。
次に、世界的な食料危機と自給率向上について質問します。
県の自給率は幾らか、さとうきびを除くと幾らか。
世界的な食料危機のもと、国内・県内自給率向上は喫緊の課題だと思いますが、知事の認識をお尋ねします。
食料危機に際してどのような緊急対策をとろうとしているのか。また、自給率向上のために中長期的な対策をとるつもりか答弁してください。
主食の米の県内自給率向上への特別な対策をとるべきではないか。
次に、雇用問題について。
働いても働いても貧しい暮らしから抜け出せない、いわゆるワーキングプアと言われる人々が広がっています。
(1)点目、県内の年収200万円以下の収入しかない人の10年間の推移を伺います。
(2)点目に、県などの優遇措置で誘致したコールセンターについて以下伺います。
ア、どのような優遇措置で支援しているのか。また、これらの支援企業からの決算書、正規職員、派遣社員、パート・アルバイト職員別の雇用人数及び平均賃金などの報告はきちんと受けているのか。
イ、知事は、情報通信産業の誘致で雇用を拡大したと言っていますが、コールセンターにおける正規職員、派遣社員、パート・アルバイト職員の数、比率と雇用形態ごとの月額平均賃金は幾らになるか。また、社会保障制度などはどのようになっているか。
ウ、国や県などの優遇措置で誘致した企業には、正規雇用を義務づける県条例を制定すべきであります。答弁を求めます。
(3)点目に、教員の定数に占める臨時的または期限つき任用者の実態について以下の点を伺います。
ア、沖縄県の実態と全国比について、平成19年度と平成20年度について。
イ、本務教員と臨時教員はどれだけの給与の差があるか。
ウ、県はグッジョブ運動を展開しているが、まずみずからも雇用拡大の努力を行うべきではないか。知事は、臨時教員の現状をどのように認識しているか。率先して正規採用すべきではないか。
エ、30人学級を小中全学年で行った場合は幾らの雇用拡大ができるか。早期実施を行うべきであります。
次に、県庁職員及び教職員のサービス残業根絶と健康管理について以下の点にお答えください。
(1)、自殺や精神疾患での休職者、メンタルヘルス相談等の実態について、10年間の推移と原因及び分析について伺います。
(2)、サービス残業や持ち帰り残業などの実態について。
(3)、サービス残業根絶と労働者の健康管理について、厚生労働省の通達ではどのようになっているか。
(4)、県及び教育委員会はどのような対策をとっているか。
(5)、県庁職員の場合、サービス残業を根絶し健康を管理するための一つの手段として、出退勤を確実に把握するカードシステムを導入すべきではないか伺います。
次に、環境問題について。
(1)点目、地球温暖化防止策の県の取り組みについて伺います。
(2)点目、ヤンバルの森は
CO2吸収効果と伐採によって幾らの吸収効果を失っているかお尋ねします。今の皆伐方式は見直しが必要ではないでしょうか。
(3)点目、学校給食の牛乳紙パックを瓶に切りかえることについて。
県内の学校給食で年間の牛乳紙パックの使用量と、それを生産するのに必要な木の本数は幾らか。
使用済みの紙パックは、以前は埋め立て廃棄されていたが、現在はどうか。
CO2削減と森林保護、環境教育のためにも学校給食における牛乳紙パックを瓶にかえるべきではないかお尋ねします。
次に、那覇市内での県河川に係る大雨時の浸水被害防止策について、特に安謝川水系、安里川水系について伺います。
7、我が党の代表質問に関連して伺います。
原油高騰による県民生活は、農水産業を初めあらゆる部門に甚大な被害を与えており、緊急の対策が求められています。県知事を本部長とする緊急対策本部を立ち上げ、緊急かつ全庁的な総合的な取り組みが求められていると思いますが、知事の見解を伺います。
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