平成18年(2006年) 第 3回 沖縄県議会(定例会)
第 1号 6月21日
 


○議長(外間盛善) ただいまより平成18年第3回沖縄県議会(定例会)を開会いたします。
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○議長(外間盛善) これより本日の会議を開きます。
 この際、御紹介いたします。
 前事務局長野島拓君が去る4月1日付で異動し、その後任に與世田兼秀君が就任いたしました。(拍手)
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○議長(外間盛善) 日程に入ります前に報告いたします。
 本日、議長外間盛善君及び副議長新垣哲司君から、それぞれ議長及び副議長の辞職願がありました。
 次に、本日、知事から、お手元に配付いたしました議案22件並びに平成17年度繰越計算書、平成18年5月31日現在の平成18年度一般会計予算執行状況報告書及び同一般会計繰越予算執行状況報告書の提出がありました。
 次に、これまでに受理いたしました請願及び陳情のうち、特別委員会に付託すべき請願及び陳情を除く陳情22件は、お手元に配付の陳情文書表のとおりそれぞれ所管の常任委員会に付託いたしました。
 次に、今定例会に出席を求めた説明員のうち、副知事牧野浩隆君は、別用務のため本日の会議に出席できない旨の届け出がありました。
 また、公安委員会委員長幸喜徳子君は、別用務のため本日、6月30日、7月3日、4日及び6日の会議に出席できない旨の届け出がありましたので、その代理として本日、6月30日及び7月6日の会議に公安委員会委員安里昌利君、7月3日及び4日の会議に同委員会委員翁長良盛君の出席を求めました。
 その他の諸報告については、お手元に配付の文書により御了承願います。
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   〔諸般の報告 巻末に掲載〕
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○議長(外間盛善) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、会議規則第114条の規定により
   25番 内 間 清 六 君 及び
   35番 当 山 全 弘 君
を指名いたします。
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○議長(外間盛善) 日程第2 会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 今期定例会の会期は、本日から7月14日までの24日間といたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(外間盛善) 御異議なしと認めます。
 よって、会期は、本日から7月14日までの24日間と決定いたしました。
   ―――――◆・・◆―――――
○髙嶺 善伸 議長、休憩お願いします。
○議長(外間盛善) 休憩いたします。
   午前10時8分休憩
   午前10時39分再開
○議長(外間盛善) 再開いたします。
 暫時休憩いたします。
   午前10時39分休憩
   午後6時25分再開
○議長(外間盛善) 再開いたします。
 この際、申し上げます。
 今定例会に出席を求めた説明員のうち、人事委員会委員長嘉手納成達君は、所用のため本日、29日、30日及び7月3日から6日までの会議に出席できない旨の届け出がありましたので、その代理として人事委員会事務局長瀬良垣馨君の出席を求めました。
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○議長(外間盛善) 日程第3 議長辞職の件を議題といたします。
○髙嶺 善伸 議長、休憩お願いします。
○議長(外間盛善) 休憩いたします。
   午後6時23分休憩
   午後6時28分再開
○議長(外間盛善) 再開いたします。
 本件は、私自身の一身上の事件でありますので、地方自治法第117条の規定により、これをもって退場いたします。
 休憩いたします。
   午後6時28分休憩
   午後6時29分再開
○副議長(新垣哲司) 再開いたします。
 先ほど報告いたしましたとおり、議長外間盛善君から辞職願が提出されております。
 まず、その辞職願を朗読させます。
   〔事務局職員朗読〕
○副議長(新垣哲司) お諮りいたします。
 外間盛善君の議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(新垣哲司) 御異議なしと認めます。
 よって、外間盛善君の議長の辞職を許可することに決定いたしました。
○浦崎 唯昭 副議長。
○副議長(新垣哲司) 休憩いたします。
   午後6時30分休憩
   午後6時48分再開
○副議長(新垣哲司) 再開いたします。
 外間盛善君のごあいさつがございます。
 外間盛善君。
   〔外間盛善君登壇〕
○外間 盛善 このたび、私、一身上の都合によりまして議長職の辞職を願い出ておりましたところ、皆様の許可をいただくことができ、まことにありがとうございました。
 顧みますれば、平成16年6月、皆様方の御推挙により復帰後第13代目の議長として就任をさせていただきました。その間、国と地方の税財政改革と地方分権を目指した三位一体の改革、米軍の再編問題に伴う基地の整理縮小、日米地位協定の見直し、沖縄振興計画に基づく諸事業の推進を初め、市町村合併、道州制の議論も始まるなど多くのことがございましたが、これを皆様方のお力添えを賜りまして大過なく議長の職を全うすることができましたことにつきまして厚く御礼を申し上げます。
 ここに任期半ばではありますが辞職することを皆様方におわびを申し上げると同時に、快く了としてくださったことに対し、重ねてお礼を申し上げる次第であります。
 今後とも御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願いを申し上げ、議長退任のごあいさつといたします。(拍手)
○副議長(新垣哲司) 次に、お諮りいたします。
 この際、議長の選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(新垣哲司) 御異議なしと認めます。
 よって、この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決定いたしました。
   ――――――――――――――
○副議長(新垣哲司) 議長の選挙を行います。
 お諮りいたします。
 選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(新垣哲司) 御異議なしと認めます。
 よって、選挙の方法は、指名推選によることに決定いたしました。
   ――――――――――――――
○副議長(新垣哲司) お諮りいたします。
 指名の方法につきましては、副議長において指名することにいたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(新垣哲司) 御異議なしと認めます。
 よって、副議長において指名することに決定いたしました。
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○副議長(新垣哲司) 議長に仲里利信君を指名いたします。
○副議長(新垣哲司) 御異議なしと認めます。
 よって、ただいま指名いたしました仲里利信君が議長に当選されました。(拍手)
 ただいま議長に当選されました仲里利信君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定による告知をいたします。
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○議長(仲里利信) 議員の皆さん、大変ありがとうございます。
 ただいま議員各位の御推挙によりまして、復帰後第14代目の沖縄県議会議長の要職につくことに相なりました。まことに身に余る光栄に存じますとともに、その職責の重大さを痛感している次第でございます。
 私は、選任を受けました以上、議員各位の御協力を得て、常に厳正、公平を旨として誠意を持って議会の運営に当たり、議会が言論の府として県民の負託にこたえられるよう最善の努力を尽くす所存でございます。
 ここに議長に就任するに当たり、所感の一端を申し述べ、議員各位の御協力と御鞭撻をお願い申し上げましてごあいさつといたします。
 ありがとうございました。(拍手)
○副議長(新垣哲司) 仲里利信議長、議長席にお着き願います。
 休憩いたします。
   (議長仲里利信君 議長席に着く)
   午後6時57分休憩
   午後6時58分再開
○議長(仲里利信) 再開いたします。
 日程第4 副議長辞職の件を議題といたします。
○副議長(新垣哲司) 議長、休憩願います。
○議長(仲里利信) 休憩いたします。
   午後6時59分休憩
   午後6時59分再開
○議長(仲里利信) 再開いたします。
 先ほど報告いたしましたとおり、副議長新垣哲司君から辞職願が提出されております。
 まず、その辞職願を朗読させます。
   〔事務局職員朗読〕
○議長(仲里利信) お諮りいたします。
 新垣哲司君の副議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、新垣哲司君の副議長の辞職を許可することに決定いたしました。
 休憩いたします。
   午後7時0分休憩
   午後7時0分再開
○議長(仲里利信) 再開いたします。
 新垣哲司君のごあいさつがございます。
 新垣哲司君。
   〔新垣哲司君登壇〕
○新垣 哲司 このたび、副議長職の辞職を許可してくださいましてありがとうございました。
 皆さんの御推挙をいただき、2年にわたり副議長の職にありましたが、この重責を大過なく果たすことができましたのは、議長を初め議員各位のお力添えのたまものと心から感謝申し上げる次第でございます。
 今後とも御指導、御鞭撻のほどをお願い申し上げ、退任のごあいさつといたします。
 ありがとうございました。(拍手)
○議長(仲里利信) 次に、お諮りいたします。
 この際、副議長の選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決定いたしました。
   ――――――――――――――
○議長(仲里利信) 副議長の選挙を行います。
 お諮りいたします。
 選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、選挙の方法は、指名推選によることに決定いたしました。
   ――――――――――――――
○議長(仲里利信) お諮りいたします。
 指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、議長において指名することに決定いたしました。
   ――――――――――――――
○議長(仲里利信) 副議長に具志孝助君を指名いたします。
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、ただいま指名いたしました具志孝助君が副議長に当選されました。(拍手)
 ただいま副議長に当選されました具志孝助君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定による告知をいたします。
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○副議長(具志孝助) ただいま皆様方の御推挙をいただきまして副議長に選任されましたことをまことに光栄に存じますとともに、身の引き締まる思いがいたします。
 この上は、人格、識見ともにすぐれた仲里利信議長を補佐し、公正かつ円滑な議会運営に努めてまいる所存であります。
 議員各位の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げまして就任のごあいさつといたします。
 ありがとうございました。(拍手)
○議長(仲里利信) 休憩いたします。
   午後7時4分休憩
   午後7時5分再開
○議長(仲里利信) 再開いたします。
 日程第5 常任委員の所属変更の件を議題といたします。
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   〔常任委員の所属変更一覧表 巻末に掲載〕
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○議長(仲里利信) 6月9日、前島明男君外4人から、また6月13日、親川盛一君外11人から、お手元に配付の常任委員の所属変更一覧表のとおり、それぞれ都合により委員会の所属を変更されたい旨の申し出がありました。
 お諮りいたします。
 親川盛一君外16人からの申し出のとおり、委員会の所属を変更することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、常任委員の所属変更一覧表のとおり、それぞれ委員会の所属を変更することに決定いたしました。
   ―――――◆・・◆―――――
○議長(仲里利信) 日程第6 議会運営委員辞任の件を議題といたします。
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   〔議会運営委員辞任一覧表 巻末に掲載〕
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○議長(仲里利信) 6月9日、當山眞市君及び前島明男君から、また6月13日、親川盛一君外2人から、お手元に配付の議会運営委員辞任一覧表のとおり、それぞれ都合により議会運営委員を辞任したい旨の願い出がありました。
 お諮りいたします。
 親川盛一君外4人の議会運営委員の辞任を許可することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、議会運営委員辞任一覧表のとおり、親川盛一君外4人の議会運営委員の辞任をそれぞれ許可することに決定いたしました。
   ――――――――――――――
○議長(仲里利信) 次に、お諮りいたします。
 ただいま親川盛一君外4人の議会運営委員の辞任が許可されたことに伴い、その補欠委員を選任する必要があります。
 この際、議会運営委員選任の件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、この際、議会運営委員選任の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
   ――――――――――――――
○議長(仲里利信) 議会運営委員選任の件を議題といたします。
   ――――――――――――――
   〔議会運営委員選任一覧表 巻末に掲載〕
   ――――――――――――――
○議長(仲里利信) お諮りいたします。
 議会運営委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、お手元に配付の議会運営委員選任一覧表のとおり、國場幸之助君外4人をそれぞれ指名いたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、議会運営委員選任一覧表のとおり、議会運営委員に國場幸之助君外4人をそれぞれ選任することに決定いたしました。
   ―――――◆・・◆―――――
○議長(仲里利信) 日程第7 特別委員辞任の件を議題といたします。
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   〔特別委員辞任一覧表 巻末に掲載〕
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○議長(仲里利信) 6月9日、當山眞市君外4人から、また6月13日、伊波常洋君外4人から、お手元に配付の特別委員辞任一覧表のとおり、それぞれ都合により特別委員を辞任したい旨の願い出がありました。
 お諮りいたします。
 伊波常洋君外9人の特別委員の辞任を許可することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、特別委員辞任一覧表のとおり、伊波常洋君外9人の特別委員の辞任をそれぞれ許可することに決定いたしました。
   ――――――――――――――
○議長(仲里利信) 次に、お諮りいたします。
 ただいま伊波常洋君外9人の特別委員の辞任が許可されたことに伴い、その補欠委員を選任する必要があります。
 この際、特別委員選任の件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、この際、特別委員選任の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
   ――――――――――――――
○議長(仲里利信) 特別委員選任の件を議題といたします。
   ――――――――――――――
   〔特別委員選任一覧表 巻末に掲載〕
   ――――――――――――――
○議長(仲里利信) お諮りいたします。
 特別委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、お手元に配付の特別委員選任一覧表のとおり、岸本恵光君外9人をそれぞれ指名いたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、特別委員選任一覧表のとおり、岸本恵光君外9人をそれぞれ特別委員に選任することに決定いたしました。
 休憩いたします。
   午後7時9分休憩
   午後7時10分再開
○議長(仲里利信) 再開いたします。
 日程第8 那覇港管理組合議会議員の選挙を行います。
 本件は、本県議会から選出された那覇港管理組合議会議員が辞職したことに伴い、那覇港管理組合規約第8条の規定により、本県議会議員のうちから同組合議会議員1人を選挙するものであります。
 お諮りいたします。
 選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、選挙の方法は、指名推選によることに決定いたしました。
   ――――――――――――――
○議長(仲里利信) お諮りいたします。
 指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、議長において指名することに決定いたしました。
   ――――――――――――――
○議長(仲里利信) 那覇港管理組合議会議員には外間盛善君を指名いたします。
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、ただいま指名いたしました外間盛善君が那覇港管理組合議会議員に当選されました。
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○議長(仲里利信) ただいま那覇港管理組合議会議員に当選されました外間盛善君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定による告知をいたします。
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○議長(仲里利信) これをもって選挙を終了いたします。
 休憩いたします。
   午後7時12分休憩
   午後7時14分再開
○議長(仲里利信) 再開いたします。
 日程第9 乙第1号議案から乙第22号議案までを議題といたします。
 知事から提案理由の説明を求めます。
 稲嶺知事。
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   〔知事提出議案 巻末に掲載〕
   ――――――――――――――
○知事(稲嶺惠一) 提案の前に、今回御就任されました仲里議長、そして具志副議長に対してお祝いを申し上げたいと思っています。あわせまして、外間前議長、そして新垣前副議長、大変公平公正な議会運営をしていただいたことに対して心からお礼を申し上げたいと思います。御苦労さまでございました。
 それでは、平成18年第3回沖縄県議会(定例会)の開会に当たり、提出いたしました議案について、その概要及び提案の理由を御説明申し上げます。
 今回提出しました議案は、条例議案11件、議決議案5件、同意議案3件、承認議案3件の合計22件であります。
 それでは乙第1号議案から乙第11号議案までの条例議案について御説明申し上げます。
 乙第1号議案沖縄県公文書館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例は、沖縄県公文書館の管理を指定管理者に行わせるため条例を改正するものであります。
 乙第2号議案沖縄県の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例は、今帰仁村及び本部町の一部が沖縄海岸国定公園の区域に追加されたことに伴い、知事の権限に属する事務の一部を当該町村が処理することとするため条例を改正するものであります。
 乙第3号議案沖縄県公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例は、公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を行うため条例を改正するものであります。
 乙第4号議案沖縄県議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び沖縄県公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例は、地方公務員災害補償法及び労働者災害補償保険法の一部が改正されたことに伴い、通勤の範囲を改定するほか、所要の改正を行うため条例を改正するものであります。
 乙第5号議案沖縄県税条例の一部を改正する条例は、地方税法の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を行うため条例を改正するものであります。
 なお、乙第5号議案につきましては、先議案件として御審議を賜りますようお願い申し上げます。
 乙第6号議案沖縄県立社会福祉施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例は、障害者自立支援法が制定されたこと等に伴い所要の改正を行うとともに、沖縄県立身体障害者更生指導所を廃止するため条例を改正するものであります。
 乙第7号議案沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例は、同センターの管理を指定管理者に行わせるため条例を改正するものであります。
 乙第8号議案沖縄自由貿易地域及び沖縄特別自由貿易地域内工場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例は、沖縄自由貿易地域の管理を指定管理者に行わせるため条例を改正するものであります。
 乙第9号議案沖縄県港湾管理条例の一部を改正する条例は、渡久地港、浜崎港、本部港及び瀬底港を一の港湾として管理するため条例を改正するものであります。
 乙第10号議案沖縄県営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例は、公営住宅法施行令の一部が改正されたこと等に伴い、公募の例外に関する規定を整備するほか、所要の改正を行うため条例を改正するものであります。
 乙第11号議案沖縄県立高等学校等の設置に関する条例の一部を改正する条例は、県立名護商工高等学校を設置し、県立北部工業高等学校及び県立名護商業高等学校を廃止するため条例を改正するものであります。
 次に、乙第12号議案から乙第16号議案までの議決議案について御説明申し上げます。
 乙第12号議案及び乙第13号議案は、沖縄県立博物館新館・美術館新築工事に係る契約金額の変更について議決を求めるものであります。
 乙第14号議案は、中城湾港(西原与那原地区)臨海部土地造成事業により造成した土地の処分について議決を求めるものであります。
 乙第15号議案は、新石垣空港整備事業に供する土地の取得について議決を求めるものであります。
 乙第16号議案は、係争中の訴訟事件について和解をし、損害賠償額を定めるため議決を求めるものであります。
 次に、乙第17号議案から乙第19号議案までの同意議案について御説明申し上げます。
 乙第17号議案「沖縄県人事委員会委員の選任について」は、人事委員会委員1人が任期満了することに伴い、その後任を選任するため同意を求めるものであります。
 乙第18号議案「沖縄県収用委員会委員の任命について」は、収用委員会委員2人が任期満了することに伴い、その後任を任命するため同意を求めるものであります。
 乙第19号議案「沖縄県公安委員会委員の任命について」は、公安委員会委員1人が任期満了することに伴い、その後任を任命するため同意を求めるものであります。
 最後に、乙第20号議案から乙第22号議案までの承認議案について御説明申し上げます。
 乙第20号議案「専決処分の承認について」は、健康保険法の規定による療養に要する費用の額の算定方法等が廃止され、診療報酬の算定方法等が平成18年4月1日から適用されることに伴い、沖縄県使用料及び手数料条例等の一部を改正した専決処分について承認を求めるものであります。
 乙第21号議案「専決処分の承認について」は、地方税法の一部が改正され、平成18年4月1日から施行されることに伴い、沖縄県税条例の一部を改正した専決処分について承認を求めるものであります。
 乙第22号議案「専決処分の承認について」は、「中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する法律第34条の地方税の不均一課税に伴う措置が適用される場合等を定める省令」の一部が改正され、平成18年4月1日から施行されることに伴い、県税の課税免除等の特例に関する条例の一部を改正した専決処分について承認を求めるものであ
ります。
 以上、今回提出いたしました議案について、その概要及び提案の理由を御説明申し上げました。
 慎重なる御審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(仲里利信) 知事の提案理由の説明は終わりました。
 ただいま議題となっております議案中、職員に適用される基準の実施、その他職員に関する事項について必要な規定を定める条例については、地方公務員法第5条第2項の規定により人事委員会の意見を聞く必要がありますので、人事委員会事務局長から意見を求めます。
 人事委員会事務局長。
   〔人事委員会事務局長 瀬良垣 馨君登壇〕
○人事委員会事務局長(瀬良垣 馨) 人事委員会事務局長の瀬良垣馨でございます。
 ただいま知事から提案されました議案のうち、人事委員会の所管に係る条例につきまして意見を申し上げます。
 初めに、乙第3号議案沖縄県公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律の一部が改正されたことに伴い、退職派遣者が業務に従事する特定法人を定める規定から有限会社を削るものであり、適当であると考えます。
 次に、乙第4号議案沖縄県議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び沖縄県公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例中、沖縄県公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正につきましては、地方公務員災害補償法及び労働者災害補償保険法の一部が改正されたことに伴い、部内の他の職員との均衡を図るため所要の改正を行うものであり、適当であると考えます。
 以上で人事委員会の意見開陳を終わります。
○議長(仲里利信) 人事委員会事務局長の意見の開陳は終わりました。
   ―――――◆・・◆―――――
○議長(仲里利信) この際、申し上げます。
 先ほどの知事の提案理由説明の中で、乙第5号議案沖縄県税条例の一部を改正する条例は、早期に議決されたい旨の要望がありました。
 よって、本議案についてはこれより直ちに質疑に入りますが、ただいまのところ通告はありません。
 質疑はありませんか。
   〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 質疑なしと認めます。
 これをもって質疑を終結いたします。
 ただいま議題となっております議案のうち、乙第5号議案については総務企画委員会に付託いたします。
   ―――――◆・・◆―――――
○議長(仲里利信) 日程第10 請願第1号の2、陳情第30号、第34号、第44号の5、第44号の6、第46号、第49号、第53号及び第55号の付託の件を議題といたします。
 お諮りいたします。
 ただいまの請願1件及び陳情8件のうち、陳情第34号、第46号、第49号及び第53号の4件については米軍基地関係特別委員会に、陳情第44号の5については観光振興・新石垣空港建設促進特別委員会に、請願第1号の2、陳情第30号、第44号の6及び第55号の4件については少子・高齢対策特別委員会にそれぞれ付託の上、審査することにいたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、さよう決定いたしました。
   ―――――◆・・◆―――――
○議長(仲里利信) 日程第11 議員派遣の件を議題といたします。
   ――――――――――――――
   〔議員派遣の件 巻末に掲載〕
   ――――――――――――――
○議長(仲里利信) お諮りいたします。
 本件は、お手元に配付の議員派遣の件のとおり、議員を第3回九州各県議会議員研究交流大会へ派遣することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、さよう決定いたしました。
   ――――――――――――――
○議長(仲里利信) 次に、お諮りいたします。
 ただいま可決されました議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取り扱いを議長に一任することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、さよう決定いたしました。
   ―――――◆・・◆―――――
○議長(仲里利信) この際、お諮りいたします。
 議案研究のため、明6月22日から28日までの7日間休会といたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(仲里利信) 御異議なしと認めます。
 よって、明6月22日から28日までの7日間休会とすることに決定いたしました。
   ――――――――――――――
○議長(仲里利信) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
 次会は、6月29日定刻より会議を開きます。
 議事日程は、追って通知いたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
   午後7時29分散会

 
20060301000000