平成14年(2002年) 第 1回 沖縄県議会(定例会)
第 3号 2月22日
警察本部長(太田裕之)
 

 特別派遣部隊の派遣状況、派遣人員、派遣警察等についてお答えいたします。
 昨年9月11日に発生した米国における同時多発テロを受けて、同年10月8日から本年の2月20日までの間、県外から約450人の管区機動隊の派遣を得て米国関連施設等に対する警戒警備を行ってまいりました。その内訳は、九州管区機動隊を初め関東管区機動隊、近畿管区機動隊及び中部管区機動隊など6管区機動隊、府県別では大阪、京都、愛知、福岡、岡山など21府県警察から総人員約2400名の派遣でありました。これにより県内のテロ発生を完全に防圧するとともに、一般治安維持活動にも的確に対応できたものと考えております。
 また、派遣隊員は、非番日等に集団献血やリゾート海浜の清掃などのボランティア活動も行いました。この間、多くの県民の方々から多大な激励、支援をいただきましたことに対しまして厚くお礼を申し上げます。
 なお、沖縄県警察では、引き続き情勢に応じて米軍基地周辺における所要の警戒等を実施するとともに、沖縄県内でテロを発生させないため空港保安体制の強化などについても関係機関と連携して継続して実施していくこととしております。
 次に、米軍の脅威警戒レベルについてでありますが、米軍の警備上の問題でありますので、県警察としてはお答えを控えさせていただきます。

 
20020103030030