平成26年(2014年) 第 3回 沖縄県議会(定例会)
第 6号 7月 4日
玉城 義和
 

 今月号の月刊誌で古賀誠氏がこんなことを言っている。「後々の世代の人たちのためにも、日本の平和をどう守っていくのか考えてほしいですね。」と。「過去の戦争への反省もなく、深みのある議論もなく、先人や先達が積み重ねてきた選択への敬意もなく、またそれによってもたらされることへの責任と覚悟もないままに、この解釈改憲を実行するならば、将来に大変な禍根を残すであろうと、私は心配します。」という、これは自民党の元幹事長ですね。運輸大臣などもされた古賀さんがそういうことを言っている。さすがに御苦労を重ねて長い間政治生活をしてきた人の言葉だと、私は非常に含蓄のある言葉だと思ってかみしめております。いずれにしてもこういう事態が一内閣の憲法の解釈によって行われるという、こういうことについて、私は、国民は非常に強い危機感を持っているのではないかと、こういうふうに今思っております。
 次に進みますが、2の(1)ですが、辺野古埋立申請承認に関して土建部、農水部が出した中間報告です。これだと普天間飛行場の喫緊の課題は危険性の除去であり、一日も早い移設・返還実現が必要とした上で、地元の理解が得られない移設案を実現するのは事実上不可能と、国内の他の地域のほうが早いと。また、法定受託事務ではあるが政治的判断により埋め立ても要らないとすることも一つの判断であると、こういう中間報告を出しながら、なぜ12月の最終報告ではああなったか、このあたりを少し説明してください。

 
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