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平成26年(2014年) 第 3回 沖縄県議会(定例会)
第 2号 6月30日
環境部長(當間秀史)
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基地問題についての中で、自衛隊訓練の騒音実態及び騒音規制についての御質問にお答えします。
県では、那覇空港周辺の4地点において航空機騒音の常時監視測定を実施しており、平成25年度は4局中1局で環境基準を超過しておりました。自衛隊機による騒音の年間最大ピークレベルは、豊見城市与根局で101.7デシベルで、民間機は99.2デシベルとなっております。騒音発生回数については、与根局で月当たりの平均で自衛隊機が1035回、民間機で4688回を記録しており、そのうち22時から6時までの夜間・早朝については自衛隊機が28回、民間機で304回を記録しております。また、航空自衛隊那覇基地における訓練時の騒音規制については特にございませんが、県としましては、引き続き航空機騒音の監視に努め、航空自衛隊那覇基地に対し、航空機騒音の軽減について要請を行ってまいります。
同じく基地問題についての中の、低周波音による健康影響調査についての御質問にお答えします。
低周波音によるものと考えられる健康影響としては、不眠、いらいら感、頭痛、吐き気などがあるとされておりますが、年齢、個人差等が大きく、健康影響が明確になっていないのが現状であります。現時点では、低周波音における規制値や環境基準等も定まっていないことから、県におきましては、平成25年9月に国に対して低周波音の実態調査や健康影響調査などを要請したところであります。また、県におきましては、低周波音調査を実施し、基地周辺の低周波音の実態把握に努めているところであります。
次に、環境行政についての中で、希少動植物の保存・確保と高江ヘリパッドなどの建設についての御質問にお答えします。
沖縄県としましては、希少動植物の生息・生育環境の保全については、「レッドデータおきなわ」や、「自然環境の保全に関する指針」、「生物多様性おきなわ戦略」の策定など、保全のための基本的方針を示すとともに、適切な土地利用への誘導などを行ってきたところであります。また、鳥獣保護区や自然環境保全地域などの指定とあわせ、特定外来生物であるマングースの駆除対策など、本県の貴重な自然環境の保全に努めているところであります。
高江ヘリパッドなどの建設については、事業者に対し、希少動植物の生息・生育環境を含めた環境保全措置などについて意見を述べてきたところであります。
同じく環境行政についての中で、産業廃棄物最終処分場の監視体制についての御質問にお答えします。
県では、産業廃棄物最終処分場における廃棄物の適正処理、施設の安全管理を徹底させるため、産業廃棄物最終処分場等総点検実施要領に基づき、毎年、総点検を行っております。また、最終処分場への立入検査回数等を規定した、廃棄物処理施設等立入検査等実施計画に基づき、計画的な立入検査を行っております。立入検査の結果、悪質な違反が確認された施設や改善が見られない施設に対しては、廃棄物処理法に基づき、改善命令の行政処分を行っているところであり、今後とも監視指導を強化していくこととしております。
以上でございます。
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