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平成26年(2014年) 第 3回 沖縄県議会(定例会)
第 5号 7月 3日
瑞慶覧 功
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ハイサイ グスーヨー チューウガナビラ。
県民ネットの瑞慶覧功です。
久しぶりの登壇です。よろしくお願いします。
初めに所見を述べたいと思います。
私は、この4年間、普天間飛行場の県外移設の知事の取り組みを評価してきました。しかし、昨年12月、安倍総理の応援団云々を聞いて、本当に裏切られた思いで残念な思いがしました。おかげで腰痛を起こしてしまったんですけれども。
さて、我々沖縄県民は、昨年の1月、県民の総意としてオスプレイ配備撤回と米軍普天間基地の閉鎖及び県内移設断念を求め、県下全41市町村長・議長、県議会議長による建白書を持って政府に直接要請行動を行いました。集会後のパレードで、日の丸を掲げた安倍政権の支持者たちから、売国奴、非国民呼ばわりされ、中国人の血がまじっているとか、日本から出ていけというヘイトスピーチにさらされました。間違いなく従軍慰安婦も南京大虐殺もなかったとする作家の百田氏もその連中と同じです。彼らからすれば、沖縄で起きた日本軍による強制集団死も住民虐殺もなかったということでしょう。日本政府もそうです。2006年の教科書検定問題、そして八重山教科書問題全てがつながっています。自虐史観などと言っていますが、私は、軍人であった義父とおじを軽蔑したりしません。義父は死ぬ覚悟で外地の戦場に行って、生きて帰ってきたら家族は全員死んでいた。それが沖縄戦だったんです。追い詰められ、人間が人間でなくなる、それが戦争です。事実を隠しねじ曲げる、そして何の反省もなく、本来解体されるはずだった鬼畜米英の先頭に立っていた財閥や戦犯たちが東西冷戦によって救われ、何の責任もとらないで生き延び、その子孫たちが今ではアメリカの手先となり沖縄を踏み台にして日本の政治・経済を動かしている。戦争で死んでいった方たちは浮かばれません。同じファシズムであったドイツと日本の違いは、本当の意味での反省がないことだと思います。だから歴史認識がずれているんです。沖縄から信念を持って恒久平和を発信していきましょう。
質問に入ります。
1、知事の政治姿勢について。
(1)、6・23慰霊の日、沖縄全戦没者追悼式典について。
ア、知事の平和宣言について。
当初、「県外」の文言削除に関係者は、沖縄戦の犠牲者を慰霊する場であり、政府への要求や政治的メッセージはふさわしくない。慰霊の気持ちをコンパクトにまとめたいと説明している。知事は、2011年から2013年の平和宣言文で、普天間飛行場の県外移設と日米地位協定の抜本的な見直しを求めてきたことは間違いであったと認識しているのか、見解を伺う。
イ、安倍政権による靖国神社参拝、特定秘密保護法、武器輸出禁止条件の緩和、集団的自衛権の行使は、日本が戦争のできる国づくりを進めていることにほかならない。辺野古の新基地でさらに強化されることになり、戦争に巻き込まれるリスクが大きくなる。式典の目的、趣旨からして戦争のできる国づくりに走り、沖縄に危険な基地を押しつける現政権の関係閣僚の参列は県民の心情に反している。見解を伺います。
2、基地問題。
普天間飛行場の5年以内の運用停止問題。
アとイは取り下げます。
ウ、去る3月に開催された普天間基地負担軽減推進会議作業部会について、高良副知事は2018年をめどにと明言し、そして政府も共通認識だと思うと言っています。ところが、衆議院安全保障委員会で照屋寛徳議員の質問に対し、斉藤政府参考人は2018年をめどにという表現はされなかったと認識していると言っています。事実関係を伺います。
3、子ども生活福祉部。
(1)、対馬丸犠牲者の慰霊のため天皇皇后両陛下が来県された経緯について伺う。
(2)、NHK経営委員で作家の百田氏が「南京大虐殺はなく、従軍慰安婦はうそ」と発言している。見解を伺う。
4、観光行政。
(1)、外国人観光客数の推移(重点市場の国、地域別過去3年間)と今後の入域目標について伺う。
(2)、那覇空港国際線の運航推移(重点市場の国、地域別過去3年間)と今後の就航予定について伺う。
(3)、那覇空港国際線利用の1日当たり出入国状況(最大、平均)について伺う。
(4)、那覇空港巡回バスの1日当たり利用状況(最大、平均)について伺う。
(5)番、(6)番は取り下げます。
(7)、那覇空港新国際線ビルについて、観光客から不評とのこと。原因と対応、解決策について伺う。
クルーズターミナルについては取り下げます。
そして(8)番、(9)番、(10)番は取り下げます。
5、企画部関連。
(1)、県の外郭団体、旭橋都市開発株式会社の運営問題。
ア、総務企画委員会、件名「旭橋都市再開発株式会社の常勤役員体制の見直しに関する陳情」に対する処理経過及び結果について伺う。
イ、常勤役員の役職と報酬、非常勤役員の報酬について伺う。
ウ、陳情提出者である取締役の上原辰夫氏が4月4日に開催された臨時株主総会で解任され、同じく陳情者の立津氏も6月18日に開催された定期株主総会で解任されている。解任理由を伺う。
6、我が会派の赤嶺昇議員の代表質問との関連について。
県内におけるAEDの設置状況について。
県内の全コンビニエンスストアに設置すべきではないか。
次に、児童生徒の深夜徘回の現状と対策について。
10時以降、居酒屋にいる青少年の対応を伺う。
次に、本県における脱法ドラッグを含む薬物実態と対策についての、脱法ドラッグ工場に対する対策を伺う。
次に、本県財政の見通しと課題について。
本県の借金、1日当たりの支払い利子、県民1人当たりの借金を伺います。
よろしくお願いします。
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