平成26年(2014年) 第 3回 沖縄県議会(定例会)
第 5号 7月 3日
玉城  満
 

 県民ネット、玉城満でございます。
 本日の大トリでございますので、皆さん最後まで楽しんでいただきたいと思います。
 琉神マブヤーというのは皆さん御存じですよね、何回か紹介したと思うんですけれども。
 どういう物語かといいますと、マブヤーというのはマブイのことでございます。マブヤー軍団とマジムン軍団の戦いなんです。
 このマジムンの中には、ハブデービルとか、ハブクラーゲンとか、マングーチュとか、オニヒトデービルとか、クーバーとかいるんですね。ちょっと嫌われている部分なんですが、例えばマングーチュに関しては、この間テレビ見たらびっくりしたんですが、100年前に連れてこられてちゃんと農作物を守るという、小動物を食べてくれる、そしてハブを退治するみたいなそういう理由で連れてこられて、今やヤンバルに絶対来てくれるなというふうに網も張られて虐待を受けていて、あれはやっぱりウチナーンチュの失敗例ですよね。沖縄に持ってきた失敗例。だけど、これは決してマングースが悪いわけではなく、やっぱり人間が悪いんだという発想でこのマングーチュというキャラクターがこのマブヤーの中に出てくるわけですよ。
 もう一つ、オニヒトデービル。オニヒトデービルも結局は温暖化であり、それぞれ地球の人間がやってしまったことと、出てきたらサンゴの敵みたいな感じで皆さん言われているけれども、結局あれも仕方なく悪として出てきてしまった。何か活躍できるだろうということでこのマジムン軍団に入れてあるわけですね。ハブデービルもそうですし、ハブクラーゲンもそうですよ。ハブクラゲも異常発生して、刺す。
 僕は何が言いたいかといったら、実は琉神マブヤー、今マレーシアで「琉神ジュワラー」と言ってもうマレーシアで常時100万人が見ているテレビ番組の、本当にウチナーのマブヤーがそのまま向こうでマレーシアバージョンでやられているんですね。視聴率が何と向こうのドラマの中ではナンバーワンだということで、ウチナーがやはり今このムスリム圏というんですか、そこですごく受けている。ウチナーンチュの心が受けている。
 これはなぜかといいますと、マブヤーをごらんになった方はわかると思いますけれども、ヤマトの戦隊ものみたいに相手を死なせたり、相手を爆発させたりというかとにかく相手を消滅させるということをしないんですね。何をするかと言ったら、ヒサマンチューカケラチ、説教して反省させるという。この戦隊ものでは珍しい感覚なんでしょうね。だから、必殺わざも例えば向こうは、きさまは既に死んでいるとかというせりふがあるんだけれども、ウチナーのマブヤーの場合は、タッピラカスという表現を選ぶんです。そして、わざも武器もスーパー・メーゴーサーとか、そしてティーダ・ヤーチューとか、要するにヤーチューをかける程度で終わらせている。だから、やっぱり受けているんだろうなという意味では、僕はこのマブヤーよく頑張っているなと思います。
 ところが、マブヤーのその同じ仲間にガナシーというのがいまして、今回ちょっと知事に出演をしてもらいまして、知事ガナシーという。この知事ガナシーが昨年12月、ヤマトのほうに遠征をいたしまして、そうしたらヤマトのマジムン軍団がやってきてマブイストーンを奪っていったんです。このマブヤーの物語はマブイストーンを奪われるところから始まるんですね。そうしたら、ウチナーの文化が奪われるからそれをマブヤーが取り返すという物語なんですね。だから、決して僕は知事ガナシーが間違っているとは言いません。たまたまヤマトでマジムン軍団にマブイストーンを奪われたんではないかなという気がして、今からでもマブヤーグミすればどうにかもとに戻ると思うんですけれどもね、知事ガナシー。
 ということで、そろそろ質問しましょうね。
 1、知事の政治姿勢について。
 辺野古埋立関連について。
 ア、国・県・名護市の対応、進捗についての知事の見解を伺う。
 イ、次期知事選挙の最大の争点になると考えるが、知事の見解を伺う。
 2、米軍基地関連について。
 (1)、沖縄市サッカー場工事現場で発見されたドラム缶問題の進捗について伺う。
 (2)、嘉手納飛行場の軍民共用を求める声があるが、県の見解を伺う。
 3、観光政策関連について。
 (1)、観光オフ期の抜本的な改善策について伺う。
 (2)、プロモーション事業について。
 ア、観光誘客増の見込める国の特定はなされているのか、県の対応について伺う。
 イ、海外向けの広報について伺う。
 (3)、ムスリム対応のハラール認証対策について伺う。
 4、文化政策関連について。
 (1)、沖縄音楽・民謡界の連絡協議会設立に向けた県の対応について伺う。
 (2)、文化芸能人材バンクを創設すべしと考えるが、県の対応について伺う。
 (3)、しまくとぅばの継承に向けた県計画の進捗について伺う。
 (4)、文化行政を遂行するに当たり文化技官(仮称)を設置すべきと考えるが、県の対応について伺う。
 5、交通政策関連について。
 (1)、鉄軌道導入に当たり沿線自治体、交通関連業者等との広域協議は不可欠と考えるが、県の対応を伺う。
 6、農水政策関連について。
 (1)、公益財団法人沖縄県畜産振興公社の役割について伺う。
 (2)、八重山食肉センターの運営は順調か、県の見解を伺う。
 7、土木建築政策関連について。
 (1)、国・県事業が採択された各市町村に在籍する業者の優位性を確保すべしと考えるが、県の対応について伺う。
 (2)は取り下げます。
 8、教育行政関連について。
 (1)、沖縄文化・歴史・しまくとぅばなどを教育現場に積極的に取り入れるべきと考えるが、県の見解を伺う。
 9、我が会派の代表質問関連について。
 集団的自衛権容認によって――沖縄は観光立県でございます。観光立県沖縄としての前回の9・11テロで大打撃を受けた沖縄でございます。そのことに対してやはり県は何がしかの対策、そして見解を述べるべきだと思いますがいかがなものでしょうか。
 続きまして、アスベスト被害救済への取り組み、軍雇用員カードの活用について、そして泡盛業界支援について、最後に米軍基地内事業のボンド支援について。
 以上でございます。

 
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