前発言
平成13年(2001年) 第 4回 沖縄県議会(定例会)
第 3号 10月 1日
観光リゾート局長(糸数昌宏)
次発言
★ここをクリックすると、この日の発言が全て表示されます。★
観光産業の振興についての中の、国際競争力を持つにはどのような法制度の整備が必要かとの御質問にお答えします。
観光・リゾ-ト産業が国際的な競争力を持つためには、本県の地域資源、地域特性等を積極的に活用し、多様な観光ニ-ズに的確に対応した通年滞在型の国際的な観光・リゾ-ト地の形成を図る必要があると考えております。そのため、ショッピング観光の魅力を向上させるための沖縄型特定免税店制度の拡充、観光関連施設の集積を促進し、魅力的なリゾ-トを形成するための観光振興地域制度の拡充等が制度上必要であると考え、現在検討されている沖縄振興新法に県として提案しているところであります。
同じく観光産業の振興について、観光の新しい魅力づくりとしてショッピングとゲーミングを期待したいが、県の施策はどうなっているのかとの質問にお答えします。
沖縄観光が持続的に発展していくため、新しい魅力づくりが求められております。そのため、ショッピングにつきましては沖縄振興新法における沖縄型特定免税店制度の拡充として免税店の空港外展開、消費税の免税等を国に対し提案しているところであります。
また、本県観光振興のためゲーミングを含む多様なエンターテインメントの可能性について、先進地の状況や県内各界の意向等について慎重に調査・検討してまいりたいと考えております。
同じく観光産業の振興についての中の、観光立県を標榜する割には予算面での配分が極めて少ないように思うがどうかとの御質問にお答えします。
観光リゾート局の予算は、ここ数年比較的順調に伸びてきておりますが、観光・リゾート産業は本県の自立化に向けた戦略的基幹産業であり、今後ともその振興を図るため所要の予算額の確保に努め、より一層の事業展開を図っていきたいと考えております。
続きまして、同じく観光産業の振興についての中の、上海便を利用した観光客が少ない理由とその対策についてお答えします。
上海便を利用して本県を訪れた中国人団体旅行者は、極めて少ない状況にあります。
沖縄旅行の商品化につきましては、上海の旅行社が積極的に動いているところでありますが、沖縄へのツアー料金が他の東南アジア諸国へのツアー料金に比較して割高になっていることから商品化には至っておりません。県としましては、このような状況を踏まえて上海便を運航している西北航空本社に対し航空運賃の値下げを要請するとともに、沖縄旅行の商品化に向けて中国の大手旅行社やマスコミの担当者を沖縄へ招聘し協力を求めているところであります。
最後に、観光産業の振興についての中の、団体旅行に対する助成金をやめて、上海からの観光客に対して観光振興券なるものを支給することについてという趣旨の御質問にお答えします。
団体旅行に対する助成金につきましては、当初、上海路線の維持を目的に沖縄からの団体旅行に対して助成をしておりましたが、現在、より効果的な誘客効果が得られる助成のあり方について検討しているところであります。
なお、御提言のありました観光振興券につきましては、今後検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
前発言
次発言
20010403060070