平成13年(2001年) 第 2回 沖縄県議会(定例会)
第11号 3月29日
渡久地 健
 

 ただいま議題となりました議員提出議案第7号幹部自衛官による女子中学生暴行事件に関する意見書について、提出者を代表して提案理由を御説明申し上げます。
 去る3月12日午後6時ごろ、沖縄本島において航空自衛官による女子中学生暴行事件が発生し県民に大きな不安と衝撃を与えております。県内においてはこれまで米軍人等による事件・事故が頻発しており、本県議会はその都度米軍に対し厳重に抗議してきたところであります。
 このような状況下にあって、国民生活の安寧を守るべき立場にある自衛官が、しかも二等空尉という責任ある地位の幹部自衛官がこのような事件を引き起こしたことは、自衛官のみならず自衛隊に対する県民の信頼を著しく損ねるものであり、断じて許せるものではありません。
 以上、申し述べた理由から、今回の女子中学生に対する暴行事件に対し厳重に抗議するとともに、今後二度とこのような事件が起こることのないよう自衛官への綱紀粛正、教育の徹底を図り、事件の再発防止に万全を期する必要があることから本案を提出した次第であります。
 意見書を朗読いたします。
   〔幹部自衛官による女子中学生暴行事件に関する意見書朗読〕
 以上で提案理由の説明は終わりますが、慎重に御審議の上、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。

 
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