委員会記録・調査報告等

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米軍基地関係特別委員会記録
 
平成27年 第 2定例会閉会中

1
 



開会の日時

年月日平成27年8月14日 曜日
開会午後 1 時 31
閉会午後 2 時 38

場所


第4委員会室


議題


1 軍使用土地、基地公害、演習等米軍基地関係諸問題の調査及び対策の樹立(米軍H60型ヘリコプター墜落事故について)


出席委員

委 員 長  新 垣 清 涼 君
副委員長  又 吉 清 義 君
委  員  照 屋 守 之 君
委  員  仲宗根   悟 君
委  員  新 里 米 吉 君
委  員  玉 城 義 和 君
委  員  吉 田 勝 廣 君
委  員  嘉 陽 宗 儀 君
委  員  當 間 盛 夫 君
委  員  比 嘉 京 子 さん
委  員  具志堅   徹 君

委員外議員 なし


欠席委員

仲 田 弘 毅 君


説明のため出席した者の職・氏名

知事公室長    町 田   優 君
 基地対策課長  運 天   修 君



○新垣清涼委員長 ただいまから、米軍基地関係特別委員会を開会いたします。
 本委員会付議事件軍使用土地、基地公害、演習等米軍基地関係諸問題の調査及び対策の樹立に係る米軍H60型ヘリコプター墜落事故についてを議題といたします。
 本日の説明員として、知事公室長の出席を求めております。
 まず、米軍H60型ヘリコプター墜落事故について審査を行います。
 ただいまの議題について、知事公室長の説明を求めます。
 町田優知事公室長。

○町田優知事公室長 ただいま議題となっております米軍H60型ヘリコプターの墜落事故について、県の対応を御説明いたします。
 8月12日午後1時46分、沖縄本島の東、約20マイルの海上において、米陸軍所属のH60型ヘリコプターが米軍艦船のレッド・クラウドへの着艦に失敗し、乗員7名が負傷し機体が破損する事故が発生しました。
 県としては、航空機に関連する事故は、一歩間違えば人命にかかわる重大な事故につながりかねず、日常的に米軍基地と隣り合わせの生活を余儀なくされている県民に大きな不安を与えるものであり、大変遺憾であります。
 また、米軍は訓練中の事故と説明しているが、自衛隊員が研修として搭乗していたとのことであり、事故の状況について、丁寧な説明が必要であります。
 県は、8月13日、米軍、外務省沖縄事務所及び沖縄防衛局に対し、事故原因の究明と公表、再発防止措置を含む一層の安全管理の徹底等に万全を期すよう要請したところであります。
 御審査のほど、よろしくお願いします。

○新垣清涼委員長 知事公室長の説明は終わりました。
 これより、米軍H60型ヘリコプター墜落事故について質疑を行います。
 なお、質疑・答弁に当たっては、挙手により委員長の許可を得てから行い、重複することがないように簡潔にお願いいたします。
 質疑はありませんか。
 比嘉京子委員。

○比嘉京子委員 この事故機の定員は何名だという報告がありましたか。メディアを見ますと、16名乗りの機体に17名乗っていたのではないかということがあるのですが、先ほど沖縄防衛局に聞きましたら18名乗りだから問題はないということでした。県にはどのような報告がありますか。

○町田優知事公室長 私どもは沖縄防衛局に対して、事故についてさまざまな照会をしているところでございます。委員の御質疑の件についても現在照会中で、まだ私どもに対しては回答はございません。

○比嘉京子委員 自衛隊が2人負傷―1人は骨折で、1人は裂傷だということがありました。これは研修であるという位置づけでしたが、研修や共同訓練―訓練という定義づけについても答えがなかったのですが、これについては何かわかりますか。

○町田優知事公室長 まさに委員御質疑の件について、私どもとしても訓練と研修との関係について照会をしているところでございます。

○比嘉京子委員 平成21年から毎年のように研修をしているのだということで、研修内容や研修人数について教えてくださいということを言ったのですが、そういうことについては把握されているのですか。

○運天修基地対策課長 今回の行った研修については、こちらも具体的な把握はしておりませんでしたが、これまで米軍施設における研修につきましては、平成26年度の実績としまして、陸上自衛隊では11回、海上自衛隊では1回、航空自衛隊では24回の計36回研修を行いまして、概要説明や施設見学等を内容とする研修に自衛隊が参加しているという情報提供は受けております。

○比嘉京子委員 別の角度からなのですが、米国防総省のオディエルノ米陸軍参謀総長のコメントとして、きょう新聞紙上にありましたが、一つの偶発的な事故で過剰反応するつもりはないと。不幸なことに事故は起きると。これまでの経緯からしましても、43年間で40回以上で、平均して年1回は事故が起こっているわけですので、本人のおっしゃるとおり事故は起こると。事故は起こるけれども、日本政府としてはそこを起こさないようにお願いするのみでしか対応ができません。事故は起きるという大前提に立っているわけですが、県としてはこのコメントに対してどのような認識を持っておられますか。

○町田優知事公室長 皆さん御承知のとおり、沖縄県は戦後70年間ずっと基地と隣り合わせの生活を強いられております。その間に米軍の航空機による事故、悲惨な事故もございましたし、さまざまな事故が数多く発生しております。したがいまして、県民は今回の事故につきましても、その1件だけを単独で捉えているのではなく、過去の経緯と重ね合わせて感じている。したがって、県民の不安あるいは懸念については米側、米軍においてもしっかり真摯に受けとめていただきたいと考えています。

○比嘉京子委員 トップの認識として、それは起こり得るのだという認識の上に立つということは、沖縄県民が被害に遭う危険性に常にさらされているということ、それは時間の問題であるということを明言されたと捉えられます。つまり起こるのだという前提があるわけです。そのことを考えて日本政府としては、沖縄防衛局が言うには、それを防ぐようにお願いをするしかないと。言い続けて復帰43年たつわけですが、そういうやりとりではもはや我々はいけないと思います。そのことに対して県がどのような対策を国に対して講じていくのかと。つまり、言うことしかできないという国に対して、どうなのだということをきょうでなくてもいいので、ぜひとも検討してほしいと要望します。
 最後に、日本の領空であり、領海であり、沖縄の近海であるところで墜落したにもかかわらず原因究明ができない、または事故の調査も組み込むことができない。そういう実態についての根拠といいますのは、国はどのように皆さんに答えていますか。なぜできないのかという理由については、日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第6条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定―日米地位協定のみですか。

○町田優知事公室長 今回の件もそうですが、我々もさまざまな事故について国に対して、あるいは米軍に対して照会をしております。国でも米軍に対していろいろな状況について照会などをしているかと思いますが、なかなか事故原因についてすぐに出てこない―航空機の事故調査というものは若干時間がかかるとは聞いておりますが、少なくとも私どもとしてはこういう重大な事故については早期に原因を究明して公表してほしいと。その要求はずっとし続けていきたいと考えております。

○比嘉京子委員 これまでの墜落事故等についての日本政府からの報告は、時間がかかっても沖縄県にありましたか。

○町田優知事公室長 事故原因について大部分は報告がございます。ただ全てではないと思います。

○比嘉京子委員 やはり、日本政府として我が国で起こったことに対して立ち入ることができないという治外法権的な環境、主権国家とは言えない今の日米地位協定のあり方に対して、私は独自に沖縄県としてのスタンスというものを示していく必要があるのではないかと考えるのですが、いかがですか。

○町田優知事公室長 事件・事故が起きた場合に、その現場に立ち入れないということについては、まさに沖縄国際大学におけるヘリコプターの墜落事故の件でもございました。したがいまして、私どもとしては日米地位協定の見直しを要請する中で、日本側がなかなかこの件について立ち入れないという状況を解消してほしいということについては、常に声を上げ続けていかないといけないと考えております。

○比嘉京子委員 改定に応じない日本政府がいるわけですよね。これは言い続けて改定されたためしがありませんし、またやる気がありません。そのことに対して、今のような同じスタンスで沖縄県が言っていていいのかということを問うているわけですが、今までどおり改定を強く申し入れる以外にないのか、ほかに手があるのか、ないのか。例えば、改定前に運用改善を求めるのかも含めて、同じ手法ではずるずるといく経過しかないのではないかと思うのですが、新たな手法といいますか、日本政府は日米地位協定の見直しについては全然やる気がありません。そのまま同じことを同じように言い続けていいのだろうかということについて、新たな手法や考えなどを何か議論されたことはありますか。

○町田優知事公室長 日米地位協定の見直しについては常々機会あるごとに渉外関係主要都道県知事連絡協議会―渉外知事会、沖縄県軍用地転用促進・基地問題協議会―軍転協あるいは知事からも直接要請をしておりますが、その件がなかなか実現しないということは、確かに委員御指摘のとおり、私どもとしても大変もどかしい気持ちは持っております。この日米地位協定の見直し、あるいは米軍基地問題につきましては、国民の世論を喚起するということが大事ですので、その意味では日本国全体で日米地位協定の見直しが必要でして、沖縄県の米軍基地問題を解消しないといけない、そういう機運を盛り上げていくことが大事だと考えております。

○新垣清涼委員長 ほかに質疑はありませんか。
 具志堅徹委員。

○具志堅徹委員 航空機が墜落した海域は何という海域になっていますか。

○町田優知事公室長 墜落した場所についてはピンポイントでは把握しておりませんが、ホワイトビーチ地区水域あたりではないかと見ております。

○具志堅徹委員 距離が20マイルということですが、この20マイルというのはどこからの距離ですか。

○町田優知事公室長 どこを起点にしているのか、その数字についてはわかりません。

○具志堅徹委員 そうであれば、浜比嘉島からの距離がどのくらいで、辺野古のキャンプ・シュワブからの距離はどのくらいかということについては引き続きチェックしてほしいと思います。浜比嘉島の隣の宮城島に石油コンビナートがあります。その石油コンビナートの状況は、石油のトン数との関係で仮にそこに墜落したらとんでもないことになるということも含めて、距離と演習のコースについて説明できますか。

○町田優知事公室長 現在のところ、私どももその件については照会中でして、どういう訓練をしていたのか、墜落場所はどの辺なのか、どこの所属なのかなど一連の質問をしているところでございますが、まだ回答がございません。

○具志堅徹委員 照会中ということでしようがないのですが、新聞の報道などによりますと、テロ対策専門の自衛隊員が乗り込んでいたということがあるようですが、自衛隊はたびたび北部の訓練場でもゲリラ訓練などいろいろな訓練等に参加しています。その訓練内容などについても自衛隊は恐らく明らかにはしないかと思いますが、任務といいますか、過去の状況も含めてぜひ調べてほしいのですが、知り得ている範囲で教えてもらえませんか。

○町田優知事公室長 自衛隊のプレスリリースによりますと、今回、搭乗していた自衛隊員は中央即応集団所属の自衛隊員ということです。今回は研修であったという説明は受けておりますが、私どもとしては研修と訓練の違いは何なのかということについては照会しているところでございます。

○具志堅徹委員 沖縄国際大学でヘリコプターが落ちたときに、米軍がバリアをとりました。そのときは宜野湾警察署も手がつけられない状態でしたが、海上での米軍のバリアといいますか、例えば、空中の撮影等も含めて管制がしかれていて、情報が錯綜したという感じもあります。バリアの内容などについては知り得ていないと思いますが、陸上と海上のバリアのやり方についてはどういう状況ですか。

○町田優知事公室長 報道カメラがニュースでその状況などを流しておりましたが、私どもとしてはその付近を委員御指摘のバリアで囲っていたという情報は把握しておりません。

○新垣清涼委員長 ほかに質疑はありませんか。
 吉田勝廣委員。

○吉田勝廣委員 ワシントン州からこのヘリコプターは来たということですよね。その外来機は誰が運んだのかということです。外来機が来るときには普通報告がありますよね。ヘリコプターは外来機に当たらないのでしょうか。普通、戦闘機や外来機が飛んで来るときには情報が入りますが、これは情報が入らなかったのですか。

○町田優知事公室長 今回、このヘリコプターについては私どもに事前の通知は一切ございません。

○吉田勝廣委員 このヘリコプターは時々来るのでしょうか。そういう作戦機が時々ここへ来て、輸送艦を―海兵隊は海賊船と言っていますが、これは揚陸艦であり、強襲揚陸艦でも何でもいいと思いますが、そういう訓練は時々やっているのでしょうか。それとも、そのたびごとに自衛隊が来て、それに搭乗してやっているのでしょうか。

○町田優知事公室長 そういう情報につきましては、通知、連絡がございませんので、私どもは把握しておりません。

○吉田勝廣委員 そうしますと、これは誰もわからないということですね。軍事基地で何が演習されているのか、どういう状況なのか全然わかっていない。例えば、戦闘機や輸送機がここに来るときには、県に外来機が飛んで来るという報告があるのでしょうか。

○町田優知事公室長 例えば、嘉手納飛行場に州兵のF16が来たときは県に対して通知がありました。

○吉田勝廣委員 通知の概念ですが、どういう飛行機だったら通知をする、どういう飛行機だから通知する必要はないと。例えば、輸送機にヘリコプターを積んできて、これが嘉手納飛行場で訓練をすると。嘉手納飛行場で訓練をするということは―これは陸軍の部隊ですが、嘉手納飛行場でしか訓練しないわけですよね。要するに、例えば今まで議論をするときに、オスプレイが嘉手納飛行場に飛行するということは、ヘリコプターは垂直に離陸するので横に開くと危ないのでこういう訓練はやめましょう、よろしくないというのが普通の考え方で、いわゆる空軍の考え方です。それがなぜそこに来たのかと。そして、頻度は幾らかと。映像でしか見ていないのですが、ヘリコプターの色も違いますよね。これはどのように考えますか。今、自衛隊はこのことを知っていて、曜日を決めて訓練をするわけですよね。また、輸送艦の名前もありますし、その輸送艦はどういう輸送艦なのかと。単なる輸送艦なのか、新聞報道によれば偽装しているとのことでしたが、その辺は聞いていないですか。

○運天修基地対策課長 今回の事故が起こりました船は、米海軍所属のレッド・クラウドという輸送艦でございます。

○吉田勝廣委員 新聞報道でそれは知っています。私が聞いていることは、そのレッド・クラウドがどういう輸送艦なのかということです。そして、MH60というものはどういう訓練をするヘリコプターなのかと。例えば、HH60などいろいろなヘリコプターの型がありますよね。そのヘリコプターはこういう機能を持っていますと、だからこういう訓練をしていますということは、ヘリコプターの型によって想像しますよね。そして、米国陸軍所属の第160特殊作戦航空連隊とはどういう部隊なのかと。第160特殊作戦航空連隊はどういう特殊部隊で、どのような訓練をするのかと。トリイステーションにはアメリカ陸軍特殊部隊としてグリンベレーがいると言われていますよね。これとの関係はどうなっているのかと。そこは、やはり県が研究して出さないと我々はわかりません。

○運天修基地対策課長 今おっしゃったヘリコプターは、プレスリリースではH60という形でしか公表されておりませんので、それがMHなのか、UHなのかといったことはわからないのですが、UHであれば汎用性、MHであれば特殊任務に当たるヘリコプター、HHであれば救難という形になりますが、グリンベレーとの関連につきましては、あるかどうかということは、今、照会しているところでございます。

○吉田勝廣委員 陸軍と言ったものですから、直感的に特殊部隊ですぐトリイステーションを思い出しました。沖縄県ではトリイステーションにしか陸軍がいないので。そういう意味で、特殊部隊のグリンベレーと第160特殊作戦航空連隊とどういう関係があるのか、グリンベレーはどういう訓練をしているのですかと。また、自衛隊がその特殊部隊と―研修や共同演習などいろいろごまかしがあると思いますが、そういう訓練をしているのですか。これが情報です。この情報というものはすごい情報ですよね。特殊作戦の情報を分析するわけですので。これは非常に重大だと思います。これが仮に墜落をしなかった場合は、ばれませんよね。我々もこういうことは初めてわかります。研修と共同演習の違いについては、答えられますか。

○町田優知事公室長 まさに私どももその点について照会中でございます。

○吉田勝廣委員 これは何回も言っています。共同訓練というときに、例えば上陸訓練をしますよね。研修のときはそれを外から見ているのか、それとも銃を持って上陸訓練をするのか。現に5月15日、金武ブルー・ビーチ訓練場では銃を持っていました。これは研修だと言っていました。ですから、現にヘリコプターに乗って訓練をする。着艦訓練ですのでそこに降りていって、まさに海賊船などに対してどういう訓練をするのかと。これは見ているだけでは仕方ないでしょう。非常に秘密主義なのです―特殊部隊ですので、秘密主義だとは思いますが。陸上自衛隊の特殊部隊と米軍の特殊部隊とグリンベレーとはどういう関係があるのかと。なぜわざわざ今ごろワシントン州からMH60が来てここで演習するのかと。皆さん方は何か項目を決めて防衛省や米軍などに照会をしていますか。ただ淡々と現状だけで、1、2、3、4と言っても始まりませんよね。やはり具体的に演習内容、研修内容など―もう一度聞きますが、ヘリコプターを操縦していた人の階級や陸上自衛隊の階級はわかりますか。例えば、グリンベレーから何名参加したのか、沖縄の米軍が参加したことはありますか、みんなアメリカから来た兵員ですかと。操縦士は2名ですので、必要なのは分析です。読谷村のトリイ通信施設の兵隊なのか、また指導者はアメリカから来て陸上自衛隊に指導しているのかなど、こういうことについてさっぱりわからないと―最近、島嶼防衛や奪還などといろいろ聞きますが、その辺はどうですか。

○町田優知事公室長 沖縄防衛局、外務省に対して、私どもも具体的な内容について照会中でございます。その数は十数項目にわたっておりますが、現在のところまだ回答はございません。それから、昨日もトリイ通信施設へ行きまして、副司令官とお会いし、幾つか質問をしました。その質問に対して全てにおいて回答できないということでしたので、かなりこの件については情報がもらえていないという状況でございます。

○吉田勝廣委員 だから特殊部隊だと思います。どういう訓練をしているのかという情報が漏れますと、今度はよその国などの問題は防御しますよね。ですから、この演習は非常に重大なのです。秘密裏に行われていると。アメリカにある第160特殊作戦航空連隊が沖縄に来て訓練をする。それとグリンベレーの関係はどうなのかとか、中央即応集団との関係はどうなのかと。また、自衛隊の中央即応集団とは何をするものかと。そしてどういう装備をして、どういうことをやっているのかということも聞きたいです。これは皆さんが解明しないと我々はわかりません。また、軍事専門家とかが解明する必要があると思います。こういうものが沖縄の米軍と自衛隊と、そして本国と行われていると。そうしますと、沖縄の基地は一体どういう基地なのか、グリンベレーというものはどういうものなのかと。結局、2プラス2や防衛白書に載っている自衛隊の島嶼奪還論などがありますよね。要するに、与那国島、宮古諸島、八重山諸島が占領されると。これは海賊隊でもいいですが、よくこういうシナリオが書かれています。それを奪還すると言っています。漁民に紛れてある国が上陸をして島を攻撃すると、これは今の海賊ですよね。少しシナリオが合っている感じがしてしようがないです。そういう訓練なのかと。これは邪推かもしれませんが、まさに今、安全保障法制―安保法制が議論されていて、それを先取りして訓練しているのではないかと思ったりします。そういうことを防衛省や米軍に厳しく質問をするべきだと思います。そうしないと、何が行われてどうなるのかと。

○町田優知事公室長 私どもとしても防衛省に質問をして、照会をしてそれっきりではなく、先方から回答が来ない限り何度でも質問し続けて情報を収集する努力は続けたいと思っております。また、委員御指摘のように沖縄近海でどういうことが行われているのか、あるいはどういう訓練が行われているのか、日米の防衛協力の内容につきましてもさまざまな形で情報が収集できないか検討していきたいと思っております。

○吉田勝廣委員 私が思うことは、日米の共同演習や共同訓練。そして今、沖縄県の基地の共同使用。例えば、北部訓練場、キャンプ・シュワブ、キャンプ・ハンセン、ホワイトビーチ、嘉手納飛行場あるいは鳥島射爆撃場など、これは恐らくそういう地域で共同訓練をするわけですよね。今は陸上自衛隊が主役かもしれませんが、防衛白書によりますと、海兵隊機能を持つ陸上部隊が新たに編成されるわけです。そうしますと、今度は沖縄の海兵隊やそういった特殊部隊と海兵隊機能を持つ陸上自衛隊が合同演習をするという。その内容がわからないとどういう訓練をしているのか、訓練そのものから何を想定して訓練をしているのかということを我々も見るわけですよね。訓練内容を見て判断をするわけです。どこを想定してどうやっているのかと。ですから、今度の訓練というものは島嶼防衛で、仮に沖縄の南西諸島がある国にやられたときに、これを奪還する訓練を意図してやっているのかどうかなど。ただ、海賊とは何かと。今までその海賊を船から攻撃をした経験はあるかもしれませんが、空の上から海賊船に乗り込んで、奪還するということは聞いたことがありません。まさに、これはまた戦争のときに輸送艦に乗って、よその国が邦人を捕まえたときに、これを救出する作戦などいろいろ想定できると思います。ですから、そういう訓練内容はどうしても明らかにしてもらいたいと思います。そうしないと、沖縄県の基地がどういう機能を持つかということも含めてわからないといけないと思います。頑張ってください。

○新垣清涼委員長 ほかに質疑はありませんか。
 玉城義和委員。

○玉城義和委員 H60の訓練の全体像ですが、どのような目的で訓練がされていたのかという情報は入っていますか。

○町田優知事公室長 まさにどういう訓練が行われていたのかについて、私どももその点について照会をしておりますが、まだ回答が来ておりません。

○玉城義和委員 今回は自衛隊も参加しています。そういう意味においては、沖縄防衛局が把握していることは当然のことだと思います。従前は、米軍のやっていることですのでよくわからないという話でしたが、今回は我が自衛隊が入っているわけです。ですから、これはわからないでは済まないことですよね。全くこのことについて把握していないということであれば、それこそ大問題でして、当然この取っかかりがあるわけで、これについて沖縄防衛局は実情はわかっているわけです。その辺はどうですか。

○町田優知事公室長 昨日、沖縄防衛局の職員が来て、県に対して今回の事故についての説明がございました。ただ、その内容につきましては、ほとんどが報道などで発表されている内容にとどまっておりまして、私どもとしてはさらなる情報提供、しかも迅速な情報提供をお願いしているところでございます。

○玉城義和委員 参議院で安保法制の議論がされていて、成立を先取りして訓練の計画が立てられているという国会議論もあります。その中で日米共同行動ではないかと。つまり、安保法制の集団的自衛権の先取りのような訓練が既に実質的なところではやられているのではないかという見方もあります。そういう意味で、今回の自衛隊が参加しているということについては、極めて重大な事項だと思います。ですから、ここのところは自国の自衛隊がいるわけですので、情報がわからない、どういう訓練かわからないという言い逃れは今回はできないと思います。ここをきちんと詰めていただいて公表するということが重要だと思います。ぜひそれは早急にやっていただきたいと思いますが、どうですか。

○町田優知事公室長 沖縄防衛局あるいは外務省沖縄事務所に対して、今回の件については照会し続けていきたいと思っております。

○玉城義和委員 ぜひやっていただきたいと思います。
 それから、情報がなくてこれ以上の質疑ができないのですが、知事公室長が申し入れをしたということですが、中身はどういう申し入れをされたのですか。

○町田優知事公室長 事故原因の究明と公表、再発防止策を含む一層の安全管理の徹底について申し入れをしております。

○玉城義和委員 復帰後、ヘリコプターや軍用機の墜落事件は何件ありましたか。

○運天修基地対策課長 航空機の墜落事故は45件発生しております。

○玉城義和委員 その中で、同型機が何件落ちて、それから落ちた機種は幾つに及んでいるのかわかりますか。

○運天修基地対策課長 手元に持ち合わせている資料にはございません。

○玉城義和委員 なぜそういうことを聞くのかといいますと、事故原因の究明、安全管理ということを言っていますよね。つまり、同じ機種がずっと落ち続けるのであれば、なぜその機種が落ちるのかという原因究明をする意味があると思います。今はわからないということですが、違う機種が落ちてきたのですよね。落ちた機種の原因究明をしてみても、違う機種が落ちれば何の意味もないことですよね。そういう意味で我々も県議会で申し入れをしますが、落ちた機種の原因究明をやることが―確かにその事項に限っては意味があるかと思いますが、再発防止という意味で果たしてどういう意味があるのかということは常々疑問に感じています。つまり、違う機種が落ちるたびに、その時期の事故を究明しても次にまた別の機種が落ちれば何の意味もありません。そういうところはどのように考えていますか。要するに、要請の仕方です。

○町田優知事公室長 例えば、事故の原因として人的な問題で事故が起きたということであれば、その問題に対して対処するために教育を徹底するとか、あるいはどういう知識をしっかり勉強させるとか、そういう対応がございますし、それから機体のふぐあいによって事故が起きた場合でしたら、同型の機種についてはそのふぐあいをしっかり点検して修理するとか、そういった対応があると思いますので、事故原因を究明することは、それはそれで意味のあることではないかと考えております。

○玉城義和委員 それは言う限りにおいては意味がわからないわけではありません。ただし、たくさん同型のヘリコプターはあるわけで、またパイロットによっても資質があるわけでして、そういうことが基本的に事故を防ぐという決め手になるとはとても思えません。何を言いたいのかといいますと、きょう配られている意見書のドラフトの中には、4項目めに入っておりますが、結局は基地がたくさんあって飛んでいる機種が多いからなのです。これを減らさないことには事故は減りません。ですから、基本的なことですが、我々の中には今回米軍基地の整理縮小が入っていますが、やはり大幅に基地を減らす、撤去するという言葉は基本的に要請の中に入れておかないと、これは管理の徹底や事故原因の究明といっても、せめてその場の慰めであって、基本的なことにはならないということがこれまでの経験でわかっています。ですから、要請の仕方も基本的に少し考え直していかないと全然効果がもたらされないのです。その証拠に、オディエルノ米陸軍参謀総長は事故は起こると言っています。起こるのです、事故は。これだけ基地があって飛行機やヘリコプターが飛べば落ちるのです。彼はそのことを正直に言っているだけの話です。今回の事故はたまたま偶発的に起こったのだと、事故は不幸にして起こるのだということですが、彼の言うとおりです。彼の頭の中には全く住民が入っていないということは知事の言うとおりですが、その中で原因究明や管理の徹底と言いましても、彼らにはそんなことは全然響かないのです。私たちは毎日戦場で兵士を殺しているのだと、何をぐちぐち言っているのだということぐらいにしか考えていません。そこはもう少し米軍とシビアに対峙できるような要求を出さないと、これでは全然前に進まないということがわかっています。ですから、基本的に交渉のあり方を練り直すべきだと。先ほど、日米地位協定の話もありましたが、そういう意味では少し研究チームでもつくって基本的にやり直さないと、このままですと完全になめられています。また同じことを言ってきていると、適当にやればいいと。こういうことを繰り返しているのです。ですから、これは県議会も知恵を絞らないといけませんが、県も呼びつけるなどもう少し厳しい態度で臨まないと、こっちからのこのこ出かけていたらだめです。ですから、基地の整理縮小、撤去について盛り込むということは、ぜひやっていただきたいと思いますが、いかがですか。

○町田優知事公室長 委員御指摘のとおり、そもそも根本の問題として基地の整理縮小が必要であるという点については全く同感でございます。今後、どのようにこのことを盛り込んでいくのかについては、研究させていただきたいと思います。

○新垣清涼委員長 ほかに質疑はありませんか。
 新里米吉委員。

○新里米吉委員 今、指摘されたことが一般的な米軍の地域における事件・事故、あるいは今回のようなヘリコプターの墜落事故についても根本はやはり広大な米軍基地を抱えているということが原因なので、常にこういった問題については県も抗議をしていく必要があると思います。今回の場合は沖縄防衛局や外務省沖縄事務所が説明に来たということですが、これは今後も我々が出かけて行くのではなくて、事件・事故が起きて我々が抗議をしながらどうなっていますかということもおかしな話なので、やはり本来は被害を受けている県民側に説明に来させるという姿勢が必要だと思いますが、どうですか。

○町田優知事公室長 知事も常々こういう事件・事故が起こるたびに先方に出かけていくという、それに忙殺されてしまうということは理不尽だという趣旨のことを申し上げておりますが、昨日も沖縄防衛局あるいは外務省沖縄事務所が県庁に来られたのも、そういう知事の発言を受けての対応ではないかと思っておりますので、今後とも沖縄防衛局、外務省沖縄事務所と、そういう方向で調整できればと思っております。

○新里米吉委員 今回、米軍のヘリコプターに自衛隊員が研修ということで搭乗していたということですが、こういった訓練、研修というものは頻繁になされているのか、それともたまたまだったのか、この辺はつかんでいますか。

○町田優知事公室長 陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊、それぞれ米軍の施設内でさまざまな研修をしているとは聞いておりますが、今回のように航空機に乗り込んでの研修というものは私どもも把握しておりませんでした。

○新里米吉委員 今後、沖縄防衛局とまだ事の中身が知らされていないわけですので、今回の事故原因など中身を知っていく協議をする中で、今回みたいな研修というようなものがどのようになされているのか、どのくらいの頻度でなされているのかもぜひ皆さんからも引き出していくような努力が必要かと思っております。もう一つ、こういうことが起きてきますと、もしかしたら自衛隊機に米軍が乗るということもあるのか、ないのか。例えば、研修の名のもとに指導員として米軍が乗るとか、こういうことまで今後想定されていきそうな気がしますので、ここら辺も調べてみる必要があるのではと思いますが、どうですか。

○町田優知事公室長 情報収集していきたいと思います。

○新里米吉委員 新聞報道で、先ほどもありましたが、ヘリコプター訓練をしていた場所。ヘリコプターが墜落した場所が浜比嘉島や浮原島沖あたりになるのか、浜比嘉島と平安座島の間ぐらいの沖なのか、大まかな場所はつかんでいますか。

○町田優知事公室長 米軍のプレスリリースですが、その中では、今回の事故が発生した場所は浮原島の東約8マイル、約12.8キロメートルと発表されています。

○新里米吉委員 そこら辺ですと、先ほども話がありましたように、あの一帯の与勝半島の漁民は恐らくそこら辺で操業もしたりする場所だろうと思います。ここら辺では、米軍はよく演習を行っているのか、艦船がホワイトビーチから出ていて、そこら辺一帯で常々研修を行っている場所なのかどうかは把握していますか。

○町田優知事公室長 その地域がホワイトビーチ地区の水域として指定されている地域にかなり近いところであることは把握しておりますが、具体的に普段から周辺でどのような訓練が行われているのか、どのくらいの頻度で行われているのかについては把握しておりません。

○新垣清涼委員長 ほかに質疑はありませんか。
 嘉陽宗儀委員。

○嘉陽宗儀委員 多くの委員から基本的な点は質疑がありましたので省略しますが、実はきのう、沖縄防衛局に原因究明、再発防止策の申し入れに行ったのですが、沖縄防衛局は具体的な中身を何一つ知らない。何一つ知らないとはどういうことかと聞きましたら、米軍発表によりますとこうこうしかじかでありますということでした。これは皆さん方の申し入れについても、きちんと沖縄防衛局独自に調べてやったのか、米軍の発表によりということだったのか、どうでしたか。

○町田優知事公室長 私どもに対しても、米軍のプレスリリースと自衛隊の発表に基づいての説明でした。

○嘉陽宗儀委員 全く同じですね。それに対して皆さん方は何と言いましたか。

○町田優知事公室長 迅速かつ正確な情報提供をお願いしたいと要請いたしました。

○嘉陽宗儀委員 私は、日本は主権国家ですので、こういう問題はそこの国民の生命・財産に大きな影響を与える事案ですので、独自の立場で調査もして、対応もすべきではないかと。あなた方はアメリカの言いなりなのかということできつく言いましたが、これはどう思いますか。

○町田優知事公室長 沖縄防衛局においても、しっかり情報収集をしていただきたいと考えております。

○嘉陽宗儀委員 沖縄防衛局は、今言いましたように独自に調べてやろうという気概はありませんでしたので、それに対して強く抗議したのですが、特に再発防止策―事件・事故が起こるたびごとに再発防止策をとるようにきちんと言いますと、そういう言い分でしたが、今回の再発防止策というものは何かありますか。

○町田優知事公室長 当然ながら現在のところまだ原因も究明されておりませんので、まだ再発防止策についても発表はされていないと思います。

○嘉陽宗儀委員 少なくとも今わかっていることは、マスコミ報道でも定員オーバーだったと書かれていますね。これについてはどう思いますか。

○町田優知事公室長 定員あるいは乗員の状況についても照会中でございます。

○嘉陽宗儀委員 これについてはアメリカ自身が定員オーバーを認めているわけでして、飛行機に1人が定員オーバーということはどういうことになるかは素人でもわかるようなことではないですか。自動車でしたらブレーキの問題ぐらいは出てきますが、飛行機だと墜落します。墜落することを覚悟の上で定員オーバーで軍事訓練をすることは、再発防止策を全く無視しているということではないですか。

○町田優知事公室長 現在のところ、そういう状況なのかどうかということを照会中ですので、その回答を受けて対応をしたいと考えております。

○嘉陽宗儀委員 最初に言ったことは、知事公室長も沖縄防衛局がどうのこうのということではなく、独自の立場、独自の分析で沖縄県民の生命・財産を守るためにはこうすべきだという意見を持たないと同じことの繰り返しです。皆さん方は少なくとも県庁の基地問題のトップですので、もっと真剣に今の事態は考えるべきです。事故を起こしたヘリコプターは真っ二つに折れています。着艦に失敗したわけではありません。しかも、これを見ますと、低空飛行で接触かと書かれていますが、そういう訓練をしていたということだけでも重大問題ですよね。ところが、口では再発防止に努めていますということを言ってその場を逃れようとする。そういう県民だましな対応策というものは厳しく抗議をして、是正や防止をやるべきではないですか。こういう県民が納得できないような、人命軽視も甚だしいような対応をされて、県としてどうするかが今問われています。

○町田優知事公室長 私どもとしても、今回の事件を軽く見ているわけではございませんので、その意味では沖縄防衛局あるいは米軍に対して、これは再発防止はもちろんですが、しっかりと今回の事案を重く受けとめて、県民の生命・財産を第一に考えていただきたいということを常々申し上げているところではございます。

○嘉陽宗儀委員 こういう議論のやりとりをしてもしようがないので、少なくともアメリカのトップが墜落しても過剰反応するなと。この発言だけでも猛反発をして抗議すべきだと思います。この発言については抗議をしましたか。

○町田優知事公室長 直接抗議というわけではございませんけれども、昨日もトリイ通信施設の前でマスコミに対して、この発言についてどう思うかということを問われましたので、私としては県民の懸念、不安をもっと真剣に受けとめてほしいということを申し上げたところでございます。

○嘉陽宗儀委員 今、国会で安保法制があって、沖縄県ではキャンプ・シュワブの埋め立てをどうするかという問題があって、特にこういう基地問題で少なくとも沖縄県民が本当に怒りに燃えているのに沖縄防衛局は無神経ではないかと。もっと緊張感を持って、事故が起こったら直ちに県民が納得できるようなスピーディーな対応をすべきだということを言いましたが、皆様方も同じ立場で、情勢が情勢です。この対応は、相当沖縄県民はなめられていると思います。改めて怒りを表明して、真相究明をきちんとやるということを申し入れてください。

○町田優知事公室長 今回の事故につきましては、かなり他の航空機事故と比べますと情報量が少ないということが顕著だと思います。したがいまして、私どもとしてはどうしてそういうことになったのか、そしてどういう背景があるのかも含めまして、こういう事故が二度と起きないようしっかりと申し入れをしていきたいと考えております。

○嘉陽宗儀委員 今回の事故について情報が少ないということは―先ほど田委員も言っておりましたが、グリンベレー―特殊部隊、秘密作戦の軍事行動ですよ。向こうでは、国会でも大問題になっていますが、日米の共同訓練が頻繁に行われていると。そういうことも明らかになりますと、沖縄県内では大騒動になりますが、これも言いません。沖縄防衛局は自衛隊組織の一部ですよね、どうですか。

○町田優知事公室長 沖縄防衛局は、防衛省の組織ではございます。職員が自衛官なのかについては調べたいと思いますが、少なくとも沖縄防衛局は防衛省の組織でございまして、自衛隊も防衛省の組織ということでございます。

○嘉陽宗儀委員 きのう抗議をしに行って、余りにもアメリカの言いなりになっているので、あなたは自衛隊ですかと聞きましたら、そうですと言っていました。それでしたら日米合同訓練の一員ですので、県民の立場で原因究明できないのではないかと言って強く申し入れをして終わりましたが、改めて沖縄にそういう危険な軍事訓練を押しつける組織ですので、もっと厳しく対応しないとあやふやで済ませたら今後も改善できないですよ。最後に決意を聞いて終わります。

○町田優知事公室長 基地問題については、厳しくかつスピーディーに今後とも対応していきたいと思います。

○新垣清涼委員長 ほかに質疑はありませんか。

   (「質疑なし」と呼ぶ者あり)

○新垣清涼委員長 質疑なしと認めます。
 以上で、米軍H60型ヘリコプター墜落事故についての質疑を終結いたします。
 説明員の皆さん、大変御苦労さまでした。
 休憩いたします。

   (休憩中に、説明員退席)

○新垣清涼委員長 再開いたします。
 本委員会付議事件軍使用土地、基地公害、演習等米軍基地関係諸問題の調査及び対策の樹立に係る米軍H60型ヘリコプター墜落事故について、議員提出議案として意見書及び抗議決議を提出することにつきましては、休憩中に御協議をお願いいたします。
 休憩いたします。

   (休憩中に、意見書及び抗議決議の提出等について協議した結果、議員提出議案として案のとおり提出することで意見の一致を見た。また、提案者は本委員会の全委員とし、本委員会に
   所属していない無所属の議員にも呼びかけること、提案理由説明者は委員長とすること、要請方法は本島内は直接要請、県外は郵送とし、本島内の要請に際しては米軍基地関係特別委
   員会の委員を派遣するよう議長に申し入れること及び本意見書の趣旨の変更を伴わない字句の修正等については委員長に一任することについて意見の一致を見た。)

○新垣清涼委員長 再開いたします。
 議員提出議案としての米軍H60型ヘリコプター墜落事故に関する意見書及び同抗議決議の提出については、休憩中に御協議いたしましたとおり決することに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)

○新垣清涼委員長 御異議なしと認めます。
 よって、さよう決定いたしました。
 以上で、本日の議題は全て終了いたしました。
 委員の皆さん、大変御苦労さまでした。
 本日の委員会は、これをもって散会いたします。



沖縄県議会委員会条例第27条第1項の規定によりここに署名する。

 委 員 長  新 垣 清 涼