平成23年(2011年) 第 2回 沖縄県議会(定例会)
第 6号 2月28日
文化環境部長(下地 寛)
 

 基地のない沖縄を目指すことについての御質問の中で、那覇市等への騒音測定器の設置についてお答えいたします。
 県では、昭和63年に嘉手納飛行場及び普天間飛行場周辺について「航空機騒音に係る環境基準の類型指定」を行い、関係市町と連携して、類型指定地域内の24測定局で航空機騒音の常時監視・測定を実施してきております。こうした中、外来機の移駐などにより、類型指定地域外からも航空機騒音に関する苦情が増加傾向にあることから、平成23年度にうるま市から那覇市にかけて広範囲に、米軍機による航空機騒音影響地域の実態調査を行うものであります。
 常時監視測定器の設置については、23年度から実施する実態調査に基づき、那覇市など関係市町村との連携について協議していきたいと考えております。
 次に、首里城地下の旧日本軍32軍司令部壕についての御質問の中で、32軍壕の説明板等の設置及び第5抗口の部分公開についてお答えいたします。
 現在、第32軍司令部壕を平和教育、学習の場として活用するため、第1抗口付近へ説明板の設置を検討しており、平成23年度予算として215万3000円を計上しております。第5抗口の部分公開については、坑口付近が急傾斜地に位置し、道路との高低差が大きいことなどの問題があることから、抗口の公開は厳しい状況にあると考えております。
 以上でございます。

 
20110206050080