平成22年(2010年) 第 1回 沖縄県議会(定例会)
第 2号 2月18日
中川 京貴
 

 再質問を行いたいと思います。
 先ほど3の基地問題について、(2)、(4)について一括して知事、再質問をしたいと思います。
 先ほど知事は、この普天間の問題が今難航していると、嘉手納統合案含めて今基地問題について、知事は政府に対して注視をしていると。要するに、明確な具体案がまだ政府から示されていないと。そういった面では知事は注視をしながら今いるという答弁をしておりました。また、先ほど新垣哲司議員の質問に対してもそのような答弁をしておりました。
 それで知事、確認したいのは、本当に知事が今この注視をしている状況がいいのかどうかを確認したいんです。
 なぜならば、この新聞報道でもありました。鳩山新政権の岡田克也外相は、10月23日の記者会見で、米軍普天間基地の移設問題に関し、県外は事実上選択肢としては考えられないと。嘉手納基地への統合案に言及し、辺野古移設案よりも時間がかからない、嘉手納しか残された道はないと思っているという対米交渉の中を明らかにしております。
 今、知事がそういった注視をしている間にも日米両政府でそのことが進められているんではないかという不安がありまして、そして嘉手納は昨年の11月に嘉手納基地統合案の反対町民大会を行っております。また、自民党を初め多くの県議会の仲間がそこにいらしていただいて、抗議決議、反対の姿勢を示しました。その中で、やはり一番懸念されるのが普天間の移設、危険の除去を早目にしなければいけない。そしてその受け入れ先でありました名護市の市長がノーだと言っているんです。そういう状況の中で、知事、今迷走している中で、政府が日米両政府の確認をとって、その合意を取りつけて閣議決定されてから果たして知事が反対して間に合うんでしょうか。
 それともう一つは、これまで皆さん御承知のように、自民党政権のときに普天間の危険の除去をしようと、そして自民党県連ももちろん県外がベストだがもう県内、現実的に対応していこうと、これまで抱えてきた宜野湾市民のためにも危険の除去をしていこうということで苦渋の選択として名護市の移設が決定されました。しかしながら、昨年の8月30日の衆議院選挙、民主党政権になりました。民主党政権は、県外・国外を打ち出し、そして県民のその支持を得て沖縄選出の国会議員は当選しております。しかしながら、政権をとると同時に、沖縄県嘉手納しかないとか、県内移設しかないということに対して、私は県民だましだと思っております。皆さん、いかがでしょうか。
 きょうは子供たちもたくさん傍聴に来ておりますが、ぜひ聞いていただきたい。この沖縄の基地問題を県外に移すと、名護市の基地問題を県外に移す、国外に移すとして約束したんです、今の鳩山政権、民主党政権は。それを政権をとってから今になって県外は難しいと、これは県民をだましていることではないんでしょうか。皆さん、どう思いますか。
 そこで、私たち沖縄県議会は、今自民党も変わりました。自民党も県外移設、普天間の危険の除去をしなければいけないということで名護市に苦渋の選択として当時の島袋市長とやろうとしたんです。しかしながら、政権がかわり、名護市もノーと言っている。もう沖縄県は普天間を受け入れる場所がないんです。そうじゃないですか、皆さん。ですから、皆さん、この気持ちを与党・野党一緒になってオール沖縄で、沖縄にはこの基地をつくらさないと。新基地建設反対、そして県内移設、基地の機能の強化をしない、普天間の基地を嘉手納に統合しない、そういった案をつくって政府に堂々と要請をする。そして政府は今チャンスなんです。日米両政府の中で自民党政権のときの13年かけてきたSACO合意があります。政権かわりました。今の民主党政権は、米軍としっかりと話をして沖縄県はもうだめだと言っていると。それを国外に、また県外に分散しながら普天間の飛行場をなくす努力が大切ではないでしょうか。
 今、三連協の中でもこの間話がありました。宮城篤実町長は、1機たりとも嘉手納飛行場での普天間を認めるわけにはいかない。もしこれ以上政府が市町村、自治体に押しつけるようなことがあれば、嘉手納基地の全面返還も辞さないという強い姿勢で臨んでおります。こういったことを名護市だけではない、中部、沖縄市はもちろん北谷町、嘉手納、読谷村の皆さんに押しつけるんでしょうか。私は、ぜひ県の最高責任者である仲井眞知事がこの普天間の問題をしっかり政府に要請する。そしてこの意思表示をしなければ間違ったメッセージを送るのではないかと心配しております。
 ですから、今、自民党も各政党がこの基地問題について照屋守之政調会長を中心に取り組んでおります。ぜひお互いのイデオロギーを乗り越えて、政党制の考えではなくて、基地をつくらさない方法をどうあるかということを理解していただいてまとめていただきたい。
 自由民主党は、党本部は現行案で進めると言っているんです。自由民主党党本部は、名護の現行案で進めなさいと。しかし、自民党県連は、それがだめだと名護市がだめだと言ったんです。多くの県民もそれではだめだと言っております。県民の声を政府に伝えるのであって、国の押しつけを県民にするのではないと思っていますが、皆さんいかがでしょうか。であるならば、ぜひこの会期中に全議員の48名の全会一致のもとで、新しい基地をつくらない、そして普天間の機能も嘉手納に統合しない、1機たりとも認めない。そして知事がその先頭に立って政府に要請をしていただきたい、間違ったメッセージを送っていただきたくない、そう思います。
 知事、自民党の代表質問でありますが、ぜひ知事が先頭に立ってこの普天間の問題、危険性の除去、そしてそのインフラ整備、政府の責任においてしっかりやっていただくよう要請をしていただきたいと思います。
 以上で終わります。

 
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