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平成21年(2009年) 第 3回 沖縄県議会(定例会)
第 6号 2月23日
土木建築部長(漢那政弘)
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県道11号線の整備についての御質問の中の、県道11号線の拡幅整備が進んでいない理由及び今後の整備計画について一括してお答えします。
県道11号線は、真玉橋交差点から上田交差点までの延長約2.7キロメートル、幅員30メートルの4車線道路であります。
真玉橋交差点から旧NHK入り口付近までの区間は、平成4年度から街路事業で鋭意整備を進めており、平成23年度の供用を目指しております。
また、旧NHK入り口付近から高安入り口付近までの区間は、土地区画整理事業の見直しにより事業着手がおくれておりましたが、平成20年度から街路事業で着手したところであり、平成26年度の供用を目指しております。
さらに、高安入り口付近から上田交差点までの区間については、豊見城市と連携して今後の整備計画を検討していく考えであります。
次に、豊見城市中心市街地整備事業についての御質問の中の、今後のスケジュールについてお答えします。
豊見城市においては、平成18年11月に中心市街地土地区画整理事業について中止の意向を国や県に報告するとともに、土地区画整理事業にかわる市街地整備の代替案を策定し、地権者に説明を行ってきたところであります。
豊見城市は、同代替案について地権者の約80%の賛成が得られたことから、今年度中に豊見城市公共事業評価監視委員会に事業中止の諮問を行うと聞いております。
続きまして、事業中止後の当該地区の整備についてお答えします。
豊見城市は、中心市街地土地区画整理事業を中止した後の当該地区について、法的規制の見直しを図るとともに、必要な公共施設については引き続き整備を行うため、代替案について平成22年度をめどに事業化していきたい意向であると聞いております。
次に、国場川及び饒波川(漫湖)の親水公園化についての御質問の中の、漫湖両岸の親水公園計画についてお答えします。
漫湖につきましては、ラムサール条約に登録された湿地であること及び「国指定漫湖鳥獣保護区」に指定されていることなどから、河川整備に当たっては関係機関との調整を図りながら川沿いの散策路や水辺に親しむ階段護岸等、親水性の向上に努めてきたところであります。
平成19年3月に「国場川水系水に親しむ川づくり整備構想」を策定し、その中で漫湖周辺は河川公園ゾーンとして位置づけております。
策定に当たっては、那覇市、豊見城市、南風原町の沿川の地域住民と意見交換を実施したところであり、同整備構想は住民意見を十分に反映したものであると考えております。
現在、地域住民との協議の整ったゾーンから順次、同構想に基づく遊歩道等の整備を進めているところであります。
続きまして、饒波川の整備計画についてお答えします。
饒波川については、国場川合流点から糸満市の溝原橋までの整備区間延長約4.5キロメートルについて、昭和47年度に事業着手し下流側から順次整備を進めているところであり、これまで豊見城市饒波地区までの約3.5キロメートルを完了したところであります。現在、饒波橋や溝原橋の改修を行っているところであり、多自然川づくりによる河川整備を進めているところであります。
また、事業区間上流部の未整備区間においても、地域住民の協力を得ながら早期整備に努めてまいりたいと考えております。
続きまして、饒波川での親水公園化と歴史・文化の高揚についてお答えします。
「国場川水系水に親しむ川づくり整備構想」において、饒波川河口から石火矢橋までの間は「イシバーシうむい」エリアとして位置づけています。
具体的には、再現された石火矢橋を眺め歴史の道「真珠道」をしのぶエリアとしております。また、石火矢橋から高安橋までの間は「タングチ川あしび」エリアとして位置づけ、水運の港であった潭口を再現し、昔の川の風景を映した船遊びや川遊び等を拠点として親水エリアとしております。
今後、地域住民との協議を図りながら、同構想に基づく遊歩道等の整備を進めていく考えであります。
以上でございます。
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