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平成21年(2009年) 第 6回 沖縄県議会(定例会)
第 6号 12月 8日
嘉陽 宗儀
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こんにちは。
通告に基づき、一般質問を行います。
初めは、教育問題についてです。
うるま市の中学校で引き起こされた集団暴行死亡事件は、改めて沖縄の教育の深刻な実態を浮き彫りにしました。この危機的状況を脱するために、現在の教育の問題点を県民の英知でえぐり出し、対策をとるべきだと痛感しています。
そこで質問します。
(1)、中学生集団暴行死亡事件の調査結果を明らかにしてください。
(2)、その原因について教育長と教育委員長の見解を伺います。
(3)、これまでに発生した集団暴行死亡事件は何件で、それぞれの原因について説明してください。どのような再発防止策をとってきたか。なぜ、また今回発生したのか、教育行政の責任は何か、明らかにしてください。
(4)、学校教育におけるいじめ、不登校、いわゆる学級崩壊など解決すべき課題にどのような取り組みをしてきたか、説明してください。
(5)、沖縄が少年非行全国一の県になっている最大の責任は現在までの教育行政にあると考えますが、この際、自己分析を深め問題点を洗い出し、解決策を打ち立てるべきだと思いますけれども、決意を伺います。
(6)、現在までの教育行政が少年非行全国一県をつくり出してきていると思います。その最たる要因になっている学力向上推進運動と全国学力テスト対策中心の「差別と選別」、「競争主義」教育は根本から大転換をすべきです。所見を伺います。
(7)、学校の管理体制の強化をやめ、学校の民主的運営で教師が伸び伸びと教育に専念できるようにし、教師の多忙化などすぐに改善できる問題は解決すべきです。決意を伺います。
2番目の質問は、泡瀬干潟の埋立問題です。
(1)、埋立事業に経済的合理性を欠くと指摘した判決が確定しましたが、県はどのように受けとめていますか。
(2)、それでも埋立工事を推進する立場ですか。
(3)、泡瀬干潟の埋立事業は、市民多数の要望があると説明してきましたが、沖縄市が実施した市民意識調査では支持する意見はわずか11.8%しかないことが発表されました。県はその調査結果をどう受けとめていますか。
(4)、県財政が逼迫している中で、無駄な公共工事である埋立工事を莫大な税金を投入して進める理由は何ですか。
3番目に、沖縄市の新焼却炉建設問題について質問します。
(1)、沖縄市の北部地域に産業廃棄物処理施設が過度に集中している問題で、沖縄市や地域自治会などから要請が出されていますが、どのような内容ですか。
(2)、それに対して、どのように対応していますか。
(3)、農振地域に施設が建設されている問題で、農振法違反で刑事告発を含めて厳正な対処を求めてきましたが、どう対応してきましたか。
(4)、ごみ山問題も違法を野放しにしているが、取り締まりできない理由があるのですか。
(5)、海邦町に建設されようとしている産業廃棄物処理施設は、地域住民や市当局が反対していますが、その理由は何か。それに対してどう対応していますか。
4番目に、基地外居住米軍関係者の犬の適正飼育についてお聞きします。
基地外居住米軍関係者の飼っている闘犬(ピット)が市街地に逃げ出して県民に不安を与えていますが、その実態と対策について説明してください。
5番目に、生物多様性締約国の国際会議について質問します。
来年、2010年は名古屋で第10回生物多様性条約締約国会議(COP10)が行われます。本来ならば亜熱帯性の気候の特性を持ち、全国で最も豊かな生物多様性の沖縄でこそ開催されるべきだったと考えます。
そこで質問です。
(1)、生物多様性締約国会議(COP10)の100日前集会の沖縄開催について、積極的な誘致のための取り組みを行うべきだと思いますがどうですか。
(2)、生物多様性締結地域戦略の作成はNGOと行政が協働でやっていくと思いますが、どうなっていますか。
6番目の質問は、米軍基地問題についてです。
(1)、米軍再編と新基地建設について。
知事は、普天間基地問題で、県外移設がベストだが一日も早い危険性の除去のためには、県内移設もやむを得ないと発言されてきましたが、私はその内容が理解できません。よくわかるように説明してください。
ア、なぜ県外移設がベストですか。
イ、一日も早い危険性の除去のためには、なぜ県内移設なのですか。
ウ、辺野古に新基地建設が決まってから13年になるのに、建設のためのくい一本も打てないのはなぜか。知事はその実態を知っているのか答弁してください。
(2)、海兵隊について。
ア、海兵隊の任務は何ですか、沖縄を守る任務があるのですか。
イ、在沖米軍の人数は何人で、海兵隊の人数と占める割合は幾らですか。
ウ、復帰後の米軍関係の事件・事故、犯罪の実態はどうなっていますか。そのうち海兵隊の占める割合はどうなっていますか。
エ、これまでの県議会が海兵隊の削減・撤退を決議した回数は幾らですか。
(3)つ目に、日米安保条約50年について。
ア、日米安保条約が沖縄を守ってきたという根拠は何ですか。
イ、すべての米軍基地を撤去したら、沖縄はどうなると思いますか。戦争に巻き込まれるおそれがあると考えますか。
ウ、安保条約第10条について説明してください。
エ、「守礼の邦」沖縄には軍隊は必要ありません。安保条約を終了させるために沖縄から声を上げるべきだと考えます。知事の決意を伺います。
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20090606060010