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平成21年(2009年) 第 3回 沖縄県議会(定例会)
第 9号 2月26日
病院事業局長(知念 清)
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発達障害児支援についての御質問の中の、「こころの診療科」の役割についてお答えします。
南部医療センター・こども医療センターの「こころの診療科」は、自閉症、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能障害のある発達障害児を対象に診断と治療の役割を担っております。
続きまして、三角頭蓋手術の治療の目的についてお答えします。
三角頭蓋に対する脳外科手術は、通常、頭蓋容積の極小化による脳の圧迫の解除や美容上の目的で行われており、発達障害児に対し発達障害の治療を目的としては行われておりません。
一方、手術の副次的な効果として、予想される自然経過に比べ良好な発達を示す症例が多数報告されていると聞いております。現在、三角頭蓋と発達障害との関連性は、手術の副次的な効果に関しては学術的な議論があり結論を得られていない状況にあります。
このようなことから、医療センターでの三角頭蓋手術については、院内の倫理委員会の承認を得るとともに、患者の家族への十分なインフォームド・コンセントを行った上で実施されております。
以上です。
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20090309010100