平成20年(2008年) 第 2回 沖縄県議会(定例会)
第 6号 7月 9日
観光商工部長(仲田秀光)
 

 観光行政に関する御質問の中で、本県の民泊の受け入れ及びトラブルの状況についてお答えします。一括してお答えいたします。
 家族の一員として民家に宿泊し、農業体験などを行う民泊は、沖縄を訪れる修学旅行生が校外学習としての異文化体験や、都会生活などでは味わえない感動体験ができるとして、教育的な意義や効果が認められ、評価されているところです。
 沖縄県における民泊の現状は、東村、伊江村など8市町村において実施されており、平成19年度において民泊を受け入れている民家は、約460軒、受け入れ人数は約2万人となっております。
 また、受け入れ地域に対して行いました聞き取りでは、民泊においてこれまで事故等はないと聞いております。
 同じく民泊に関する法的整備についてお答えします。
 農家等で地域の自然や文化に触れながら、農林漁業体験や地元の人々と交流を行う民泊については、安全性や受け入れ環境の質の確保が重要であると認識しております。
 現在、民泊を受け入れている各地域においては、自主的にルールづくりを行い、受け入れ体制の整備を図っているところであります。
 県といたしましては、今後とも民泊事業が持続的に発展できるよう、受け入れ地域、関係団体及び関係部局で現状や課題等について意見交換を行うなど、県内の民泊の質や安全性の向上に努めていきたいと考えております。
 以上でございます。

 
20080206050100