平成20年(2008年) 第 1回 沖縄県議会(定例会)
第 6号 2月25日
教育長(仲村守和)
 

 それでは教育行政についての御質問で、奥武山水泳プール改築等の予算についてお答えいたします。
 本県で開催される「美ら島沖縄総体2010」は、「青天届く君の風 みなぎる闘志が 夏に輝く」をスローガンに、平成22年7月28日から8月20日の期間で開催されます。
 県においては、大会の競技会場となる奥武山の水泳プールの改築や県総合運動公園の陸上競技場、サブグラウンド及び自転車競技場等の改修を行うこととしております。
 奥武山水泳プールは本年度中に工事着手し、平成21年度に完成予定で、総事業費は設計費等を含め約19億円であります。
 また、県総合運動公園の陸上競技場、サブグラウンド及び自転車競技場については、平成20年度予算案として約6億円を計上しております。
 次に、全国高校総体に向けた強化対策についてお答えいたします。
 平成22年度に開催される全国高校総体に向けて選手の育成強化等を図ることは、大会成功の大きなかぎであり、極めて重要なことと考えております。
 県教育委員会においては、平成16年度に競技力向上対策事業年次計画を策定し、小学生スポーツ教室、中学生強化練習会や指導者養成事業等に取り組んでまいりました。
 平成19年度は、開催年度に主力となる中学3年生を中心に県外合宿を実施するなど、選手の育成強化に努めております。
 平成20年度にはそれらの生徒が高校へ入学してくることから、強化校として39校109部を指定し、さらなる選手強化を推進してまいります。
 次に、高校生の活動の取り組みについてお答えいたします。
 全国高校総体は、県内高校生の熱意と創意を結集し、一人一役を基本理念として高校生が主体的に取り組むことにより、高校生が主役で達成感・成就感のある大会を目指しております。
 去る2月7日には、「美ら島沖縄総体2010」高校生一人一役活動推進委員会を設立し、高校生を支援する体制を整えたところであります。
 今後は、高校生で組織する一人一役活動実行委員会を設立し、500日前イベント、公開演技、競技運営補助等、さまざまな活動に参画することになっており、「イチャリバチョーデー」の精神で高校生が主体となる実り多き大会となるよう取り組んでまいります。
 次に、農業行政についての御質問で、学校給食における地場農産物の割合と施策等についてお答えいたします。
 学校給食に地場農産物を使用することは、児童生徒へ本県の食文化や郷土食のよさを理解させるとともに、産業振興を図る上で効果があると考えております。
 平成18年度学校給食における県産農産物の使用状況は、牛乳100%、野菜類30.0%、果実類14.4%、畜産物76.8%となっております。
 県教育委員会では、地域に根差した学校給食推進事業として、食材の流通体制づくりの整備や地元食材を利用した食品の開発等を進めているところであります。
 また、学校では「学校給食週間」等において、地場農産物を活用し、郷土食や行事食を取り入れるとともに、市町村においては、共同調理場やJA、生産者等が連携して地域食材の利用促進を行っております。
 県教育委員会としましては、今後とも学校給食への安全・安心な地場農産物の積極的な活用を推進してまいります。
 以上でございます。

 
20080106020090