陳情文書表

受理番号第128号 付託委員会経済労働委員会
受理年月日令和6年7月18日 付託年月日令和6年9月25日
件名 沖縄県に国際公認屋内長水路プールの施設整備を求める陳情
提出者沖縄県水泳アスリートを支援する親の会
********
要旨

 沖縄県では年間を通して多くの競技会が開催されているが、その中でも水泳競技、競泳、アーティスティックスイミング、飛び込み、水球においては、公認長水路プールが屋外のみとなっており、沖縄県の選手は強靭な太陽の下で競技を行っている。また、屋外プールということで天候にも大きく左右され、雷雨によって競技会が中断・中止になることもあり、選手たちがチャンスを失うことにもなっている。さらに、外気温の上昇により熱中症、皮膚や眼への身体的ダメージなど、健康面においても大きな問題がある。今年も既に梅雨が明けて最初の競技会(国民スポーツ大会、国体予選会)において、熱中症の選手が2名、その他レース終了後に体調不良を訴える選手が多数いた。水泳競技大会に出場するには公認プールで標準タイム突破、上位入賞をしなければならず、施設整備の遅れが選手たちの実力の評価を下げている。現在、屋内長水路プールがない県は7県で、沖縄県はその中の1県である。他府県では近隣県での大会に出場することもできるが、本県の選手たちの場合、移動の際にかかる航空費、宿泊代、遠征先での交通費など諸費用の負担も大きい。
 また、県外の水泳競技の先生方からは、沖縄で競技会や合宿をしたいなどの声が多いが、室内長水路プールがないため残念がられている。沖縄に国際公認プールができ、多くの国際大会や全国大会が開催されれば、海外選手や日本ナショナルチームの合宿など大きな経済効果が生まれ、さらに、水泳競技に関わる多くの子どもたちの希望となる。近年、沖縄の水泳選手たちの競技レベルは日々向上しており、最近では九州大会や全国大会で1位、アジアエージグループ選手権に出場した選手もいる。子供たち、選手たちの力は無限である。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 沖縄県に国際公認屋内長水路プールを早急に新設すること。