陳情文書表

受理番号第23号 付託委員会経済労働委員会
受理年月日令和7年1月16日 付託年月日令和7年2月12日
件名 尖閣諸島(魚釣島、北小島、南小島)周辺海域に係留ブイ設置を求める陳情
提出者八重山広域市町村圏事務組合議会議長
箕底 用一
要旨

 尖閣諸島は石垣島から約170キロメートル北西に位置する絶海の孤島であり、黒潮が流れる好漁場である。魚釣島、北小島、南小島周辺海域はアカマチなどの高級魚の漁場として知られ、安心、安全な漁場の確保が大きな課題となっている。同海域での漁労は日帰りではなく、ほとんどが周辺海域で停泊する形態が定着し、夜間の停泊は潮の流れや風向きを考慮し、安全に停泊することが求められるものの実態は厳しい。本来なら島影で波の穏やかな、風を避ける場所でいかりを降ろし停泊することができれば最も安全で、漁港(船だまり)の建設が悲願であるが、現状では島に近づくことができない。潮の流れも速く、風をまともに受け、高波に揺られながら停泊せざるを得ないのが現状で、一晩で数キロメートルも流されることもあり、周辺海域での漁船の安全、安心のための対策が必要である。
 ついては、国において日本の領海である尖閣諸島(魚釣島、北小島、南小島)周辺海域において、船舶(主に漁船)の安全、安心を守るための係留ブイを早急に設置するよう配慮してもらいたい。