陳情文書表

受理番号第61号 付託委員会文教厚生委員会
受理年月日令和2年5月20日 付託年月日令和2年6月30日
件名 小・中・高教育機関におけるオンライン授業導入に関する陳情
提出者石垣市議会議長
平良 秀之
要旨


 新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、石垣市内の小・中・高等学校が1か月以上休校となったため、児童生徒の学習に遅れが生じている。また、当市ではオンライン授業を行う環境が整備されていない状況から、各学校では児童生徒にプリント等の課題を配付し、家庭学習での対応となったが、各家庭一律の取組に差があるとの指摘があり、今後の学習の進め方に課題がある。
 今後、新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波と流行が広がることも指摘されており、市内の学校においても再び休校措置となる可能性も考えられ、さらに学習に遅れが生じることも予想される。
 一方で、他自治体ではオンライン授業の整備が進んでおり、休校時においても授業が行われ、教育の地域間格差が問題視されている。
 こうした現状を踏まえ、文部科学省は「児童生徒1人1台コンピュータ」の実現を目指すGIGAスクール構想を前倒しで実施しており、本年度中に実現すべく予算措置をしている。
 ついては、当市の小・中・高教育機関においても、早急にオンライン授業に向けた環境を整備するよう配慮してもらいたい。

採択された請願・陳情の処理経過及び結果について(報告)

報告を求めた者教育委員会
報告内容

(処理経過及び結果)
 令和2年度国の補正予算では、公立学校情報機器整備費補助金において、1人1台端末の整備及び家庭にWi-Fi環境がない児童生徒に対するモバイルルータの整備などが盛り込まれており、また、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金においても、オンライン学習に向けた環境整備の経費が盛り込まれております。
 県教育委員会としましては、今後、交付申請業務の支援や、早急に環境整備ができるよう、情報提供などに努め、市町村を支援してまいります。
 なお、高等学校のオンライン授業に向けた環境整備については、県で適切に対応してまいります。