陳情文書表

受理番号第192号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和6年10月15日 付託年月日令和6年11月26日
件名 悪臭汚水垂れ流しに係る中部保健所の対応に関する陳情
提出者****
要旨

 沖縄市高原にある100軒以上の建物群(比屋根地区、高原地区)が接続元である下水道管は、1キロメートルほど下方に位置する合同浄化槽(高原7丁目)に接続されているが、下水道管の老朽化のため経路途中にある私の畑(高原4丁目)の地中から悪臭を伴う汚水が吹き出し、周辺の住宅街にも垂れ流しとなっている。平成23年2月に中部保健所に写真等を提出したが、同保健所は12年以上も黙認している。今年6月からは隣地からも吹き出し、畑が冠水するようになり、浄化処理されていない悪臭汚水が垂れ流し状態である。畑の草刈りもできず、悪臭がひどく、地域住民の健康・衛生・財産を脅かしている。
 令和6年7月29日、中部保健所に現状を説明したが、その途中10分もたたないうちに、「保健所では何もできない」と言われ追い返された。最初に通報してから保健所が何もしていないことが分かり、沖縄市と協力して問題を解決するようお願いするため何度も電話するが、「前にも言ったが保健所は何もできない」とどなられた。そして令和6年9月11日、私は諦めずに次の質問書を中部保健所長へ送り回答書を要求した。
 ① 昭和52年、保健所が多くの建物からの生活排水が未処理のまま垂れ流しと
  なっていることを発見し改善を指導した。そして現況のような合同浄化槽を
  認めたことは事実か。
 ② この汚水処理の管理を泡瀬ハウジング浄化槽管理組合が行い、沖縄市が昭
  和56年から平成19年までの25年間も補助金を交付し、維持管理していたこと
  を知っていたか。また、適切であると保健所は認めて合同浄化槽の監督指導
  をしていたのか。
 ③ 保健所の対応は非常に非協力的である。保健所の業務に該当しないのか。
  業務放棄か。または公表できない秘密があるように思う。この合同浄化槽を
  保健所が認めたから、このような結果となった。認めた経緯を教えてほしい。
  (設置者、所有者、組合長の名前、保健所との関係など必要な資料)
 ④ 保健所がこの浄化槽システムを25年以上も認め、沖縄市が補助金を交付し
  た結果、下水道管は老朽化し、13年以上も畑に廃棄物処理法違反の汚水が垂
  れ流し状態となっている。なぜ当時、一般的であった各建物ごとに浄化槽を
  設ける指導をしなかったのか。保健所の間違いではないか。
 ⑤ この下水道管は老朽化している。地盤沈下などの被害が発生する前に対処
  しなければ、市民、県民に多額の損害を与えることになる。新築の場合、敷
  地内で下水道管を発見したら役所に連絡、撤去するよう周知し、被害を防ぐ
  方法もある。行政(市や県が協力)で対応すべき問題だと考えるが、沖縄県
  は今後も垂れ流しの黙認を続けるのか。
 ⑥ この原因となる建物群は、戦後米国政府下の財団法人沖縄住宅公社により
  建設されたとあるが、保健所(沖縄県)の関係機関か。個人でこの老朽化し
  た下水道管を撤去する場合は許可が必要か。現在の名称、連絡先を教えてほ
  しい。
 しかし、「回答書は出ません。口頭で回答します。以前にも言ったように保健所は何もできません」と電話でどなられた。また、令和6年10月7日、中部保健所長に「保健所の真意を伺いたい」と直接電話したが把握しておらず、夕方別の職員に「所長に電話するな」と電話にて文句を言われた。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 中部保健所の横柄な電話対応と県民を愚弄する対応について謝罪すること。
2 集団による汚水の垂れ流しが継続しているが、規模が大き過ぎて個人では対
 応できない。中部保健所が責任を持って指導すること。代表管理者がいないの
 であれば、この下水道管を利用している建物所有者のそれぞれを管理者として
 指導対象者とすること。
3 ①から⑥の質問に対し回答書を送付すること。