要旨
新・沖縄21世紀ビジョン基本計画が掲げる将来像の中に「世界に開かれた交流と共生の島」があり、また、基本施策の「平和学習の推進及び次世代の継承」では「子どもたちの学びの機会としての平和学習の充実に取り組む」としている。
県教育委員会による平和学習ポータルサイトでは、平和教育の基本的考え方を「生命の尊重、個人の尊厳」「他人の立場を理解し、思いやりの心、寛容の心を育成」「本県の歴史的特性に基づき、平和を尊ぶ心を育成」とし、そこには人権教育、歴史教育の内容も含まれているが、平和教育、人権教育、歴史教育の視点を盛り込んだ体系的なカリキュラムが欠落しているため、それらの視点を盛り込んだカリキュラム等が必要である。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
１ 小中高等学校の発達段階に応じた平和教育、人権教育、歴史教育の視点を教科、道徳科、総合的な学習（探究）の時間、特別活動等に位置づけた体系的カリキュラムを策定し、指導資料等の作成、及び指導方法等を小中高等学校に提供し、研修等で周知を図ること。
２ 記事項１の取組を進めるために、県教育委員会、市町村教育委員会、学校、家庭、地域、関係機関、平和研究者等の連携に向けた体制の構築を図ること。 |