要旨
令和2年8月4日午前10時30分頃、嘉手納基地所属のF15戦闘機が飛行訓練中に長さ約17.8センチメートル、重さ約3.6キログラムの機体に弾薬を固定するための金属製部品を落下させる事故が発生した。
県内における米軍機の部品落下事故は復帰後から近年に至るまで枚挙にいとまがなく、日頃から住宅地上空での飛行や訓練を行っている戦闘機から機体の一部が落下する事故が起こること自体、看過できない問題である。万が一交通量の多い国道58号に落下していれば住民を巻き込む大惨事となったおそれがあり、町民は強い危機感を抱いており、米軍の整備点検及び安全管理体制の欠如に対し強い憤りを禁じ得ない。
また、事故原因の究明・再発防止策の公表もなく、事故発生翌日には同型機の訓練を再開させる軍事訓練を最優先する米軍の姿勢に、不信感は募る一方である。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 事故原因を徹底究明し、実効性ある再発防止策を講ずること。
2 安全が確認されるまで同型機の飛行訓練を中止すること。
3 全ての航空機の整備点検、安全管理を徹底すること。
4 全ての航空機の住民居住地上空での飛行訓練を禁止すること。 |