要旨
近年、下地与那覇地区の西浜・前浜における海岸、砂浜の浸食がかなり深刻な状況にあり、消滅の危機に直面している。前浜ビーチは白砂の海岸が7キロメートルに及び、日本のベストビーチ1位に幾度となく選ばれ、市民からも親しまれているビーチである。水質についてもA判定で、透明度も高い評価を得ている。また、長年開催され宮古島を代表するスポーツイベントとして地域経済の活性化に寄与している全日本トライアスロン宮古島大会のスタート地点でもあり、宮古島の海びらきもこのビーチで行われている。まさに宮古島を代表する観光資源であり財産である。しかしながら、近年、砂浜浸食の進行が激しく、貴重な砂浜が消滅しつつあり、環境の変化とともに観光への影響も懸念される。一部の区間については、民間により護岸工事や養浜工事が行われているが対応に苦慮しており、養生が間に合っていないのが現状である。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 自然環境の保全、防災の観点からも県、国による砂浜の流失阻止対策を取ること。
2 養浜対策の海浜保全を目的とした観光資源・国土保全対策要請を行うこと。 |