陳情文書表

受理番号第134号 付託委員会経済労働委員会
受理年月日令和6年7月24日 付託年月日令和6年9月25日
件名 沖縄語(うちなーぐち)を沖縄県の共通語とする条例の制定を求める陳情
提出者うちなーぐち会
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要旨

 沖縄語(うちなーぐち)がかつて琉球国の公用語であったことは歴史が証明しており、ユネスコが認める独立した言語である。また、琉球諸語の中でも県民に一番多く使われ親しまれている言葉であり、近年、大和人や諸外国の人もうちなーぐちに親しみ、興味を持つ人が多くなったことは、国際的にも観光立県沖縄にとってもうれしいことである。 
 平成18年、毎年9月18日をしまくとぅばの日とする条例を定めてから、県民や世界のウチナーンチュ、大和人、諸外国の人々の中で、ややもするとしまくとぅばが沖縄県を代表する言語であるかのように誤解をする方が多くなってきている。琉球諸語には、奄美語、国頭語、沖縄語、宮古語、八重山語、与那国語の6つの言語があり、さらに6つの言語圏の中に各村落ごとに生まれたしまの言葉が約800種もある。そのしまくとぅばは村落ごとにイントネーションの違いや独特の語尾の切り方があり、他しま(村落)の人には理解が難しく分かりにくい。子どもや大人にも分かりやすいうちなーぐちは、他府県や諸外国から沖縄を訪れる人々にも易しくて入りやすい言葉である。
 ついては、うちなーぐちを沖縄県の共通語とする条例を制定するよう配慮してもらいたい。