要旨
沖縄市の越来グスクは、かつて聖地として、また按司の居城として広く知られ、尚泰久の時代には琉球王国を支える中山の要として重要な役割を果たし、栄華を誇った。さきの大戦後、同グスクは米軍に占領され、その石垣はコザ十字路の道路工事(当時の軍道24号線、現国道330号)に使用されたとされている。令和元年6月に同グスクが国指定名勝「アマミクヌムイ」に追加指定されたことから、沖縄市では整備計画を進めている。
このような中、越来・城前区では、今年6月に同グスクの情報提供を求める関係者説明会、沖縄市越来グスク整備基本設計説明会が開催され、市議会、県議会の6月定例会で関連する一般質問も行われた。さらに、越来区の有志などは8月に「越来グスク関連協議会」を発足した。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 軍道24号線の工事を施工した陸軍、海兵隊の工兵隊などから工事記録を求めること。
2 記事項1に関しては、特に工事着工前の越来グスク城壁などの立面写真提供を求めること。
3 先般の琉球国王の御後絵が返還された件と同様に、工兵隊従事者からも写真提供を求めること。 |