陳情文書表

受理番号第138号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和6年7月31日 付託年月日令和6年9月25日
件名 環境省令基準を満たす八重山保健所内犬猫収容施設の改築を求める陳情
提出者石垣市議会議長
我喜屋 隆次
要旨

 この数年来、八重山保健所は石垣市内の動物愛護に取り組むボランティアと協働して、ほぼ殺処分ゼロを達成している。現在の施設でできる限りの運用を実施しているが、本来殺処分ゼロに当然伴うべき譲渡推進については、甚だ遅れていると言わざるを得ない。保健所からの直接譲渡が進まない原因は、住民に開かれた施設になっていないことにある。現在の収容施設のケージは犬のサイズに比べて小さく、隣り合った犬の姿が見えるため、ストレスで犬がほえ立てうなることもあり、環境省が定めた省令の基準を満たしていない。また、ふん尿の臭いが強いときもあり、譲渡希望者が訪れても犬舎内を見せることはない。さらに、概して元飼い犬で人慣れした犬が多いにもかかわらず、保健所収容犬猫対象の譲渡会も全く開かれていない。そのため、ボランティアの活動に頼る譲渡が主になっている。しかし、これ以上ボランティアに負荷がかかることが続くと、将来的に活動不能になることが危惧されている。
 ついては、保健所主導による適正飼育の周知啓発、収容犬の広報活動等、譲渡を促進するため、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 八重山保健所犬舎内を、現在の個別ケージから十分な広さと壁を伴う個室に改築すること。
2 犬と猫の収容を別棟にすること。
3 保健所主催の譲渡会を年数回行うこと。
4 衛生管理の面から、犬をお湯でシャンプーできる場所を設けること。
5 収容動物関係だけの業務を行う職員を配置すること。