陳情文書表

受理番号第54号 付託委員会総務企画委員会
受理年月日令和6年4月9日 付託年月日令和6年6月28日
件名 離島住民割引運賃「沖縄離島住民等交通コスト負担軽減事業」の補助拡充を求める陳情
提出者石垣市議会議長
我喜屋 隆次
要旨

 離島住民割引運賃「沖縄離島住民等交通コスト負担軽減事業」では、航空運賃の約4割の補助が適用され、八重山郡民にとって仕事の出張や児童生徒の大会派遣、冠婚葬祭や医療目的などの移動における言わば命綱となっている。
 現在、石垣-那覇間(約411キロメートル)の移動手段は航空路のみであり、普通運賃2万8640円(1キロメートル69円)のところ、新幹線並みの運賃となる1万940円(1キロメートル26円)の離島割引運賃となっている。しかし、新幹線は県をまたぐような移動手段であり、県内を移動することに新幹線並みの運賃を支払うことは、市民にとって大きな負担となっている。例えば、静岡県の熱海-浜松(約152キロメートル)を新幹線で移動した場合5170円(1キロメートル32円)だが、在来線で移動すると2640円(1キロメートル16円)で移動できる。
 本市においては沖縄本島への移動は生活に密着しており、費用を工面するのに多大な苦労があり、特に児童生徒においては大会参加を断念する児童生徒もいるなど、機会の平等の観点からも格差が生じている。
 ついては、新幹線並みとなっている石垣-那覇間の離島割引運賃を在来線並みとするよう補助を拡充し、離島の格差を是正するよう配慮してもらいたい。