要旨
現在、新型コロナウイルスの感染は日々拡大している。このコロナ禍を乗り越えるには各国の連携が必須であり、この連携に決して地理的空白を生じさせてはならない。現在生じている地理的空白は、特定の国の論理や抵抗によるものであり、台湾は不当な差別を受けている。国際民間航空機関(ICAO)についても、台湾は加盟が認められておらず、新型コロナウイルスの空路による感染防止対策に関する情報提供がないため、台湾独自で行う空港などでの水際対策に莫大な費用負担を強いられている。
台湾は公衆衛生の経験、医療システム、国民皆保険制度、防疫上の迅速検査及びワクチンと製薬開発の能力などを有しており、いずれも世界と分かち合えることから、世界の公衆衛生等へ貢献できることを願っている。
ついては、日本政府への意見書等を通して、WHO等の国際組織に対し、台湾の参加を働きかけるよう配慮してもらいたい。 |