要旨
県民生活を支え限りある水資源に関し、SDGs憲章でも目標設定がされているとおり、上水道の漏水対策は世界共通の課題となり、効率的な維持・修繕が求められている。
ついては、上水道の漏水問題に対応する先端技術を用いて効率的な維持・修繕に取り組むよう、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 衛星画像データを用いた漏水解析については、効率的な漏水確認を実現できることから、当局が主体となって全県広域解析を採用、または採用を検討する都道府県が増加している。水道事業の広域化にも資することか ら県が主体的役割を果たし、全県広域解析によってスケールメリットを生かし、県内水道事業体の有収率向上を目標に採用を検討すること。
2 災害時には、断水地域を解消してからとなるが、発災前の解析データを持つことが発災後の解析データとの比較で水道インフラの被害状況把握につながることから、平時からの衛星画像データを用いた漏水検知技術の採用を検討すること。 |