陳情文書表

受理番号第26号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和7年1月30日 付託年月日令和7年2月12日
件名 名護市安部区沖における海砂利採取の中止を求める陳情
提出者名護市安部区
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要旨

 安部区沖で海砂利採取をすると採取業者より説明があった。突然のことで困惑し、また、過去の海砂利採取での悔しい記憶がよみがえってくる。採取区域の場所も守らず、早朝や夜中まで作業を行い、採取時に鳴り響く音で眠れない区民もいたほどである。海砂利採取によって、天仁屋区・嘉陽区でも明らかに被害が出たと報告がある。安部区も同様に、特に河口側の海岸に砂が堆積したり、潮の流れが速くなったりとあからさまに海岸の地形が変わっている。また、海砂採取だけが要因とは思わないが、近年台風や大雨時の冠水被害が増えている。自然環境や水産資源に多大な影響があるとし、本土の多くの県が海・川砂利採取の条例を制定したり、全面禁止としている。昨年11月26日の安部区臨時総会では、全員一致で海砂利採取の中止を求める決議が可決された。安部区は今日まで、運動会やシーミー等の行事などで海からの恵みをたくさん頂いている。安部の豊かな自然は子どもたち、そして次の世代に残さないといけない財産である。
 ついては、安部区の海を守るため、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 安部区海岸一帯の海砂利採取は多大な自然環境破壊をもたらすため、海砂利採取を中止すること。2 豊かな沖縄の自然を後世に伝えていくために、沖縄県として海砂利採取を全面禁止すること。