要旨
私たちは都市モノレール網(仮称「サンシンネットワーク構想」)の拡充整備について、次のように考えている。
まず、中南部都市圏における道路交通の慢性的渋滞状況の改善による交通の円滑化・安全性の向上は喫緊の課題である。その解決策としては大量性・定時性・快適性を有する軌道系公共交通の整備が適切である。
次に、軌道系公共交通機関としては、道路交通への負の影響がなく、その円滑な転換と渋滞緩和が期待され、沖縄県でも実績のある都市モノレール網の整備が適切である。
最後に、沖縄都市モノレールは県民にとって唯一の定時性を有する軌道系公共交通機関として大いに活用され、拡充整備が期待されているものの、総延長は約17キロメートルでその交通網は都市圏の一部のみであり、その利便性を広域化すべく中部圏・南部圏へのさらなる延伸及び環状整備が適切である。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 中南部都市圏において骨格となる軌道系都市公共交通機関として、都市モノレール網(仮称「サンシンネットワーク構想」)の拡充整備を明確に位置づけた都市交通体系の計画を策定すること。 |