要旨
嘉手納町は、居住地が嘉手納基地に極めて近接し騒音被害が甚大で、常駐機・巡回配備機・外来機が入り交じり、轟音を立てながら断続的に離発着、急上昇・急旋回訓練を繰り返し、またヘリコプターが居住地上空を飛行する様子も度々確認されている。パパループ地区においては昼夜を問わずエンジン調整や訓練を行い、周辺住民の安眠をも妨げる騒音被害が常態化するなど、米軍の傍若無人な基地運用は受忍限度をはるかに超えており、町民の怒りは頂点に達しつつある。
このような中、11月12日から15日までF35戦闘機等が夜間から早朝にかけ轟音を鳴り響かせ離着陸訓練を実施した。本町の騒音測定調査によると「嘉手納飛行場における航空機騒音規制措置」において飛行及び地上での活動が原則制限される夜10時から早朝6時までの間、町内4測定局で70デシベル以上が計75回、うち90デシベル以上が計22回も測定され、町民から39件の苦情が町へ寄せられている。
ついては、町民の生命、安全及び健康で平穏な生活を守るため、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 「嘉手納飛行場における航空機騒音規制措置」を厳守すること。
2 深夜早朝・夜間における飛行及び地上での活動を一切中止すること。
3 住民居住地に激しい騒音被害を及ぼす急上昇・急旋回訓練を行わないこと。
4 パパループの使用を即刻停止し、今後一切の使用を禁止すること。 |