陳情文書表

受理番号第101号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和2年7月6日 付託年月日令和2年7月13日
件名 シルヴィア・アール博士を招へいし、大浦湾の潜水視察と国際シンポジウムの開催を求める陳情
提出者じゅごんの里
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要旨


 2019年10月に、米国のNGOミッションブルーにより辺野古・大浦湾一帯の海域がホープスポット(HopeSpot:希望の海)に認定され、この認定により辺野古・大浦湾の生物多様性やそれを育む地形の豊かさが改めて世界的に認められた。私たちは、沖縄県がホープスポットの認定機関ミッションブルーの代表を務めるシルヴィア・アール博士を招聘し、大浦湾の潜水視察を行い、2021年度頃、国際シンポジウムを沖縄で開催することを提案する。
 シルヴィア・アール博士は海洋探検家で海洋学者であり、数々の講演を行い、多くの本を執筆されてきた。NOAA(米国大気海洋局)のチーフサイエンティストを務めた経験があり、深海の探検と研究を進める研究機関やホープスポットと呼ばれる海洋保護区を世界中に設置して海の保護を広めていくための組織ミッションブルーを立ち上げた人物である。アール博士に辺野古・大浦湾一帯ホープスポットの自然と進行中の工事の現場を視察してもらうことにより、この豊かな自然の価値について再認識する貴重な機会となる。
 ホープスポットの登録を申請する際には、その海域の生物多様性や文化の豊かさに関する情報、教育プロジェクトや科学的研究の有無、ホープスポットに認定された際に地域住民の支援が得られるかどうかが問われる。本提案の実施は地域住民の本気度を世界に示すことにつながる。
 ついては、この提案が実現するよう配慮してもらいたい。