陳情文書表

受理番号第65号 付託委員会文教厚生委員会
受理年月日令和6年4月15日 付託年月日令和6年6月28日
件名 現行健康保険証を廃止しないよう求める陳情
提出者沖縄県女性団体連絡協議会
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要旨

  政府は、健康保険証とマイナンバーカードを一本化する法案を成立させ、今年12月には現行健康保険証を廃止する予定である。しかし、誤登録や情報の漏えい、資格無効と表示されるなど、マイナンバーカードでの受診によるトラブルは今なお続出している。医療情報の提供ミスは人命に直接関わる重大事項である。現行保険証が廃止されれば、マイナンバーカードを持たない人や持てない人は公的保険診療から遠ざけられかねず、国民の命と健康が脅かされてしまう。
 今年1月に発生した能登半島地震では、大規模な停電や通信障害が発生した。マイナ保険証が災害時には十分機能しないことも明らかになっている。政府は、これからも国民が安心して医療を受けられるよう、健康保険証とマイナンバーカードとの一本化をやめて現行健康保険証を残し、また、県としても県民の命と健康、医療を守る立場から、国に対し現行保険証を残すよう強く求めるべきである。
 ついては、県民・国民の命と健康を守り、国民皆保険制度を維持していくため、下記事項につき配慮してもらいたい。
                  

1 健康保険証とマイナンバーカードとの一本化を直ちにやめて、現行の健康保険証を残すこと。
2 国に対し、現行の健康保険証を残すよう求めること。