陳情文書表

受理番号第105号 付託委員会土木環境委員会
受理年月日令和2年7月6日 付託年月日令和2年7月13日
件名 「公有水面埋立事業における埋立用材に係る外来生物の侵入防止に関する条例」の強化を求める陳情
提出者辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会
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要旨


 辺野古新基地の埋立工事は、沖縄防衛局から公有水面埋立法に基づく変更許可申請が提出されている。工事が今後とも強行されると懸念されるのが、美ら海の喪失とともに埋立土砂に混入してくる外来生物による生態系の破壊である。
 幸い沖縄県には先進的な「公有水面埋立事業における埋立用材に係る外来生物の侵入防止に関する条例(以下「土砂条例」という。)」があり、規制が行われているところである。しかしながら、土砂条例が規制をしているのは外来生物法で規定されている特定外来生物に限られている。県が2019年度に実施した「埋立用材搬出予定地における外来生物分布状況調査」によれば、土砂搬出予定地で侵入・定着の情報があり、特定外来生物でないことから土砂条例で規制されていない侵略的外来生物が動物42種、植物134種あるとされている。これらの種を放置すると土砂条例の実効性は上がらないと考える。
 ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
                 

1 沖縄県は2018年8月に「沖縄県対策外来種リスト」を策定し、現行の外来生物法で指定された「特定外来生物」以外の「侵略的外来生物」をリストアップしている。これらの「特定外来生物」以外の「侵略的外来生物」を「沖縄県知事が指定する侵略的外来生物」として土砂条例の対象とすること。