要旨
令和7年1月23日、宜野湾港マリーナの利用者に対して県土木建築部港湾課から料金改定に関する説明会が行われ、令和7年5月1日と令和8年5月1日の2度に分けて使用料金を大幅に値上げするとのことだった。この2度の改定により、現行の利用料金と比較すると利用者は2倍以上、カタマランヨット(双胴船)に関しては4倍以上の負担増となり、到底受け入れられるものではない。説明会を1月23日に行い、2月12日から始まる県議会で条例改正案を通そうとするのは、利用者の立場を顧みない異常なスケジュールと言わざるを得ない。社会情勢に鑑み、緩やかな値上げは致し方ないが、値上げ幅も実施期間も到底利用者が受け入れられる改定ではない。今回の改定が行われた場合、経済状況が逼迫し支払い不能な利用者が多数発生し、放置艇の増加による環境の悪化も懸念される。支払い不能な利用者は売却もできず、廃船にもできず、延々と滞納料金が増え、高額債務者に陥ることが容易に推測される。
ついては、下記事項につき配慮してもらいたい。
記
1 カタマランヨットを含む利用料金の改定上げ幅を再考すること。
2 改定時期に関し、利用者が値上げに対応しやすいよう緩やかで段階的なものとすること。
3 利用者に対し十分に説明すること。 |